出版社 : 笠倉出版社
聖女の紋章を持ちながら、加護が一向に目覚めないレイミア。ある日、大聖女から加護なしであることを隠して、半魔公爵へ嫁ぐよう命じられる。辺境の地に蔓延る魔物退治のため、聖女の力が必要らしい。冷酷とも言われる公爵・ヒュースの元へ向かう途中、魔物に襲われると助けてくれたのは、その彼ー!?けれど日々の魔物退治で消耗し、毒に当てられた彼は弱っていた。二人で助かるため、魔物に立ち向かったレイミアは身体から力が湧いてくることに気がついて…?一目惚れ溺愛公爵×加護・言霊の天然聖女。すれ違いラブコメの行方は!?
エルーシアは予知夢をみた。なすりつけられた罪のせいで、対立する剣の一族のクラウスに殺されてしまう夢。最悪な運命を回避するためには、事が起こる前にクラウスと結婚すればいい!思いついたエルーシアは彼と出会うため、町へ行くように。偶然出会えたクラウスとともに、ある事件を解決すると、彼はエルーシアに借りができたと言う。それならば!「わたくしと、結婚してくださいませ!」けれど彼の返事は「お断りだ」で…。血を吐きながらも運命を変えたい令嬢×塩対応な悪魔公子。けんか腰から始まるラブロマンス!?
エルーシアの目の前で消えたヒンドルの盾の行方は今もわからない。死因不明のまま、父の遺体はどこかへ消えてしまった。あの継母たちが絡んでいるに違いないと確信するエルーシアは、証拠を探すためクラウスとともに変装して屋敷に帰ることに。正式に婚約者となったクラウスはエルーシアをときめかせることばかりしてくる。「結婚式は春の暖かくなった季節にしよう」クラウスを気に入った隣国王女が現れ、また面倒事に巻き込まれる中、今度は血塗れのクラウスを看取る予知夢をみる。もう彼なしの人生なんてありえないーエルーシアは彼を庇うと決めて…。大団円の完結巻!
「口づけてもいいか、俺の妖精」アミティは不吉な白蛇のような見た目だと虐げられていた。死神と恐れられる辺境伯・シュラウドへ嫁がされると、二人はたった一日で恋に落ちた。彼を守る聖獣・オルテアが呆れるほどに。「君を愛することに、時間や理由が必要か?」互いの傷を分かち合い、彼はアミティは幸運の妖精だと溺愛する。そのアミティにある残酷な傷は、どうやら聖獣と会話ができることと関係があるようでー?一目惚れ同士の不器用なシンデレララブロマンス。
「メイナード様を、あなたにあげるわ」フィリアは姉の言葉に驚いた。彼は聖女である姉の婚約者のはずなのに。姉中心のこの家ではフィリアに拒否権はない。けれど秘かに彼を慕っていたフィリアは、自らも望んで彼の元へ。そこには英雄と呼ばれ、美しい顔立ちをしていたかつての彼はいなかった。首元に黒い痣のような呪いが浮かぶ衰弱したメイナードは「僕には君にあげられるものはないんだ」と心配する。「ただメイナード様のお側にいられるのなら十分なのです」解呪の方法を探すフィリアは、その黒い痣に文字が浮かんでいると気づいて…?
「この鍵をあなたに」フェリシアの首にはその膨大な魔力を封じる枷があった。過去対立していた魔法使いと獣人両国の平和のため、フェリシアはその枷をしたまま狼獣人・アルノシュトのもとへ嫁ぐことに。互いの国の文化を学び合い、距離を縮めていく二人。けれど彼からは「俺は貴女を愛せない」と告げられていた。彼に恋はしない、このまま家族としてやっていけたら…と思うのに、フェリシアの気持ちは揺らいでしまう。枷をとることになったある日、その鍵を外した途端に彼の様子がおかしくなって…。すれ違いラブロマンスの行く末は…!?
「誕生日おめでとう、リコリス」婚約者のロベルトから贈られたのは、双子の妹と同じプレゼント。彼は五年前妹の我が侭によって交換させられた婚約者だった。リコリスはロベルトとの仲を深めていったけれど、彼は妹のほうが好きではないかと思い続けている。今年の誕生日、妹は再び「私、やっぱりロベルトと結婚したいわ」と言い出して…。寡黙で思慮深いロベルトの本音とは?そして、交換して妹の婚約者となった初恋の相手・ヒューゴも「本当にこいつと結婚するのか?それとも、俺と?」とリコリスを求めてきてー!?
『人の恋路を邪魔する悪役令嬢はすぐに身を引きなさい』それは学園の机に入っていた手紙だった。婚約者である第一王子から蔑ろにされ続け、諫める言葉も届かず置いていかれたある日。ついにレティシオンの心は壊れてしまった。-自分が何者なのかわからない、と。そんなある日第二王子・ヴィクトールが現れると兄との婚約を破棄して、自分と婚約をしてほしいと願い出てくる。「レティシオン様のように努力できる人間になりたいです」ヴィクトールからそう言われた初恋の、あの時の記憶がレティシオンによみがえってきて…?
宮廷付与術師のフィリスは働きすぎで疲れ果てていた。心の支えだった婚約者にも裏切られ、失意のどん底にいたところに隣国の王子・レインから契約結婚を持ちかけられる。そうして王子妃となったフィリスだけれど隣国で暇を持て余していた。付与術師としての仕事を再開するフィリスに、レインは呆れながらも「頑張り屋は嫌いではない」と言って頼りにしてくれて…?
私は決心した。悪食公爵にこの憎しみを食べてもらおうとー。アマーリエは人の感情を食べるという悪食公爵を訪れる。家族への感情を食べてもらいたくて。現れたのは想像とは違う、不健康そうな美青年・サディアスだった。彼は恐怖・憎しみを食べると体調を崩してしまうという。「うーん、これは酒が飲みたくなる風味」「人の感情を酒のお供にしないでください」けれどアマーリエの感情はおいしいらしく、悪食公爵の手伝いをすることになって…!?
断罪されるのは、これで五回目。繰り返される人生に疲れ果てたシャルロッテはパーティー会場の中央で大の字になった。そこに突然、事態を面白がった大陸一の魔術師・ヴィムが現れて、使役する悪魔とともに窮地を救ってくれる。「あなたを俺のものにしようかと」助けたお礼に求められたのは「シャルロッテを口説く権利」!?迫ってくる彼に戸惑うも、いずれは飽きるだろうとシャルロッテは思っていた。本当は面白みのない、ただの令嬢であるとわかってしまえば、きっとー。けれど、彼からの溺愛求愛は止まらなくて…!?
フランチェスカが第一王子婚約者の立場を利用する悪女だという噂が流れているらしい。「本当にやったのか?」「からかわないでよ」幼馴染のエルはわかっているくせ冗談交じりに聞いてくる。けれど婚約者の浮気現場に遭遇したある日。蔑ろにされているとわかっていたけど…と思わず涙したフランチェスカを偶然通りかかったエルが慰めてくれて…。これを最後にしようと、フランチェスカは第二王子お披露目の夜会へ単身向かう。仮面の男にダンスを申し込まれたけれど、仕草も何もかも見覚えのあるこの人はもしかしてー!?
とある事件がきっかけで、力が足りないと聖女の任を解かれたセシーリア。さらには婚約も破棄され、異国フェーグレーンへ行くよう命じられてしまう。向かった加護もなく荒れた国では王・フェリクスが瘴気に蝕まれ倒れていた。「聖女でなくても私の能力を求めている人の役に立ちたい」苦しむ彼を見てセシーリアは願い、魔力切れを起こすまで浄化の力を使うとなんとか彼を助けることに成功。「どうかこの国の力になってほしい」誠実に言葉をかけてくれるフェリクスとの距離は徐々に縮まり、心を通わせるようになるけれど…!?
スフィアは死に戻りをきっかけに、復讐を決意した。虐げてきた家族、婚約者…彼らの言いなりにはもうならない。そう決意したスフィアの前に、前世では関わりのなかった王子・ヴァイスが現れ、協力を申し出てきた。しかも「君だけを永遠に愛してる」なんて告白と一緒に。彼が一途に差し出してくる愛はどこまでも甘く重く、蛇のようにスフィアへ絡みついてきてー。
気付けば見知らぬ部屋で、記憶も名前もなくして浮いていたわたくし。どうやら死んで幽霊になってしまったみたいです。部屋の主である王子・リヒト様は命を狙われているらしいので、幽霊として城中の壁をすり抜け、お役に立とうと思います!彼から「トリア」という名前をもらい、協力して黒幕を探していくうちに、「私は幽霊と婚約者になるのもやぶさかではない」なんて言われるほど、距離が縮まってしまってー!?幽霊令嬢と腹黒王子のドタバタラブコメディ。
魔法学園の入学式。前世の記憶とともに自分がヒーローとヒロインの仲を引き裂く悪役令嬢だったことを思い出したミナ。けれど八年前に侯爵家を抜け、今は平民として生活をしていた。貴族との関わりもなく、小説とは全く違う世界でこのまま自由な学園生活を送れると思っていたのだが…。第二王子・アルフォンスと並ぶ魔力量や、特殊な属性のせいで目立ちたくないのに目立ってしまってー!?愛されたかった元悪役令嬢の転生×逆転ラブファンタジー!
「君を選んだのは一番都合のいい相手だったからだ」魔力のない「無能」に生まれたせいで、家族から虐げられていたミラベル。しかも冷酷非道と噂の男爵・イリアスとの婚約を勝手に決められてしまった。男爵家でも、きっと家族と同じように冷遇されるだろう…。そう覚悟していたけれど使用人たちはミラベルを好いてくれ、穏やかな日々を過ごすうちに本来の自分を取り戻していく。ある夜ミラベルの手料理をきっかけに、イリアスからは不器用な愛情を向けられるように。しかし実は国を揺るがすほどの能力をミラベルが持っていたと判明するとー!?クールな溺愛男爵と「無能」令嬢の不器用ラブロマンス。