制作・出演 : エコー&ザ・バニーメン
『サイベリア』以来4年ぶり、通算11枚目となるアルバムでは、力みの抜けた歌と演奏を展開。80年代全盛期の緊張感とは比ぶべくもないが、これはこれでいい年の取り方と言えるのかも。ノン・クレジットながら、コールドプレイのクリス・マーティンが参加しているとの情報も。
ポスト・パンク激動期のUKニューウェイヴ・シーンにおいても異彩を放ち、ネオ・サイケデリックの旗手としての存在感を決定づけたエコー&ザ・バニーメンの記念碑的なデビュー・アルバム。
気高いヴォーカルとシンプルなリズム・セクション、陰影に富んだメロディの絶妙な融合により、ネオ・サイケデリックの境地に達した、クールで繊細なエコー&ザ・バニーメンの衝撃2ndアルバム。
ヒット・シングル「バック・オブ・ラヴ」「ザ・カッター」を収録。張り詰めたテンションとスピード感にあふれたエコー&ザ・バニーメンの傑作3rdアルバム。全米チャート2位を獲得した代表作だ。
ストリングスをフィーチャーし、ヨーロッパ的な耽美感を漂わせたアコースティック色濃いエコー&ザ・バニーメンの通算4作目。代表曲である「キリング・ムーン」「シルヴァー」などを収録。
タイトルにバンド名を冠し、原点回帰を彷彿とさせつつ、アレンジの効いた開放感と成熟が伝わってくる87年発表作。第1期のエコー&ザ・バニーメンにとって、事実上のラスト・アルバムとなった作品。
ストリングスをフィーチャーし、ヨーロッパ的な耽美感を漂わせたアコースティック色濃いエコー&ザ・バニーメンの通算4作目。代表曲である「キリング・ムーン」「シルヴァー」などを収録。
英ニューウェイヴ・シーンに大きな足跡を残したエコバニ、80年のデビュー作のCDリイシュー。注目は計10曲ものボーナス曲で、同時期のシングル(11)や初CD化となる初期12インチ・シングル3曲、ライヴEPの4曲など、ドアーズやVUの影響が色濃い初期エコバニの全貌を捉えた名盤。★
リヴァプール出身の4人組ロック・バンドのセカンド(81年発表)。緊張感のあるヴォーカル、硬質なギターなど、ひんやりとした独自のサウンド、空間を作り上げ、はやくも貫禄さえ感じさせた。シンプルだがすべてが有機的に絡み合った代表作だ。
人気絶頂の83年に発表されたサード・アルバム。プロデューサーがイアン・ブロウディに替わり、インドのヴァイオリン奏者シャンカールが全面参加。新境地を開こうというバンドの意志が感じられる。東洋、第三世界的なものも感じさせる。ヒット・シングルも出た。
UKニューウェーヴ・ギター・ロックのカリスマ。心機一転して別レコード会社からリリースされ、健在ぶりを証明した作品集。ボーナス・ライヴ・トラックを4曲収録、臨場感を味わいたい。
この夏解散したリバプールのグループの、ライヴ・テイクや12インチ・バージョンで構成されたCD。ドアーズやヴェルヴェット・アンダーグラウンドに比較されることが多かったが、そういった先輩たちのカバーを中心に、霞みの中を疾走する演奏が個性的。
研ぎ澄まされたクリスタルにも似たタイトで緊張感溢れる音楽空間を構築するグループ、エコー&ザ・バニーメンがコロヴァ・レーベル以後にリリースした曲からセレクトした10曲に、ニュー・シングル「ダンシング・ホーシズ」を加えたベスト・オブ・ベスト。