2019年4月25日発売
救難信号を受けた茉莉香たち弁天丸クルーは謎の敵に襲われる輸送船に駆けつけた。敵の猛攻から逃れるものの、帰還した茉莉香たちを待っていたのは海賊指名手配だった!輸送船襲撃の冤罪をこうむり、海賊廃業の危機を回避すべく、弁天丸クルーは居場所を転々と変えながら、真相を探ることにー!?
オデット2世にて練習航海中の茉莉香らヨット部員たちは、至近距離でワープアウトした船、もう一隻の“オデット2世”に遭遇する。正体不明艦との接触を開始した茉莉香たちに、空間擾乱の膨大なエネルギーが襲いかかる。回復した機器が示したもの、それは、120年前の独立戦争時にいる茉莉香たちでー!?
一〇八もの異界が存在すると言われる世界。クエス=アリアスの魔道士クラウと師匠の黒猫ウィズはある日、魔法が廃れ、ガス灯が煌めく黄昏の都市へと迷い込んでしまう。そこは、“夢”と“現実”の狭間の異界。叶わぬ夢の怪物“ロストメア”と、夢見ざる者“メアレス”の戦いが繰り広げられていた。事情を聞いたクラウは、リフィルたち“メアレス”とともに“ロストメア”退治に臨むことになるがー。黒猫のウィズライターチーム・紫藤ケイ執筆、大人気シナリオ「黄昏メアレス」公式小説版が満を持して登場!!
圧倒的な強さを誇った甲斐武田家の落日。家を滅ぼす二人の裏切者が出る。一人は、信玄の腹違いの弟、武田上野介信友。そして、一門衆筆頭、穴山梅雪。「武田の海」を任された二人は、なぜ「亡国の徒」となり、悲劇の幕を上げたのかー。
聖山アマンディをいだき、遙か上空、雲の海に浮かぶ島“ていん”。民は山と川と空の三つの部族に分かれ、互いの領分を守って暮らしていたが、天が荒れて作物は育たず、獣の数も激減。長きにわたる凶作と飢えの末、部族間のいがみ合いは深刻化していた。「ウカミダマを求める者は変を呼ぶ」占い師から忠告されるも、仲間を飢餓から救うため、封じられし狼神の力を望んだ山人のムウマ。山と川の会合が行われた日、彼は、川人のライラとともに、狩りに失敗して川の村の聖地に墜落する一人の空人の姿を目撃しー。
何も起こるはずはないるいつも通りだ。明日はくる。絶対にくる。平凡な日常が少しずつ失われていくことへの不安に苛まれる多感で繊細な少年少女たちを描く「虹のかかる行町」。帰ってきたはずの子どもが姿を消してしまう「飛光」など、家族と子どもをめぐる四編を収める中短編集。
インドの壮大な想像力、絢爛豪華な神話の世界。サンスクリット語原典の流れに即し、読みやすく胸躍る物語に再話。世界最大級の叙事詩の全体像が明かされる。
二隻の伊号潜水艦の衝突。それは演習中の不幸な事故として処理された。だが日本海軍の井上成美をはじめとする軍人たちは、それがクトゥルフの復活の兆しであることをしり、クトゥルフの復活を阻止すべく、秘密組織「委員会」を発足させる。一方、異変はアメリカ合衆国でも起きていた。太平洋戦争勃発後、それがクトゥルフの陰謀と考えた日米秘密機関はその復活を阻止すべく戦艦大和と戦艦アイオワを派遣する。太平洋に日米両軍の砲声がこだまする。
“このなすがままの態度に誘発された情熱の波が彼女を陶酔させた。”家庭を捨てた自責の念にかられるリリアン、その前に現れる生き生きとしたジューナ、そして破滅的なサビーナ、ヘレン。画家ジェイを間にお互いに響きあい、共感の愛を見つけ自己を探求していく女性たちー作家ニンが経験したモダニズムのパリを舞台に描く愛の遍歴。
総理官邸に大型トレーラーが突入、爆発した。残骸のコンテナから発見された男女12人の死体はすべて被曝していたー福島原発事故や共謀罪の制定を背景に、巨大利権に戦いを挑む男たちの運命を描く“原発サスペンス”!!
高2の雛乃は放課後の図書館で、隣のクラスの超イケメン・榛名くんに突然キスされる。驚いて「二度と近づかないで!」と突き放したのに、家に帰るとなぜか彼の姿が…?実は榛名くんは、小さい頃に引っ越してしまった幼なじみだった。おばあちゃんの看病で家を空ける両親の代わりに一緒に住むことになり、まさかの同居生活スタート!警戒して距離をとっていた雛乃だけれど、ベッドで抱きしめられたり、「はなしかほしくない」とささやかれたり。しまいに「もっと僕でいっぱいになって」と甘くおねだりしてきて…!?
色葉は、眠ることが大好きな高校1年生。旧校舎にある空き教室でこっそりお昼寝するのが毎日の楽しみ。ある日、いつものようにその空き教室に行くと、無口でめったに笑わないと有名なイケメン・純がいてびっくり。みんなからクール王子と呼ばれる彼だけど、色葉とふたりきりのときは無邪気に笑ったり、イジワルな顔をしてきたりと、まるで別人!さらには極上スマイルで「一緒に寝よ?」なんて言われちゃって…!?秘密の場所での甘い時間に、ドキドキが止まらない
渚は小さい頃から、優しくてかっこいい幼なじみの雪緒が好き。高校合格をきっかけに告白すると、なんと雪緒も渚が好きだったことがわかり、晴れて付き合うことに。誕生日には“永遠の絆”という意味を持つダイヤのピアスを渚に贈って『ここも俺が予約しておくから』と左手の薬指にキスしたり、溺愛してくれる雪緒と毎日幸せに過ごしていた。だけど、ある日雪緒の脳に腫瘍が見つかってしまう。自分が余命わずかだと知った雪緒は別れを告げるが…。最後まで想いあうふたりのまっすぐな愛と、奇跡のラストに大号泣!!
陽鞠と十夜は、毎日お互いの家を行ったりきたりする、仲がいい幼なじみ。十夜は昔から陽鞠を一途に想っているけれど、鈍感な陽鞠は彼の気持ちに気づかず、じれったい両片想いが続いていた。ある日、陽鞠の両親が事故で亡くなり、それまでの幸せで楽しかった日々が一変してしまう。けど、悲しみに押しつぶされそうな時、いつも十夜は隣にいてくれて「ひとりで泣くな」と抱きしめてくれる。十夜への想いが募る陽鞠だけど、十夜には好きな人がいると誤解して…。幼なじみの一途すぎる初恋に泣きキュン!「一生に一度の恋」小説コンテスト優秀賞受賞作!