2023年5月9日発売
アオサギの娘アオサギの娘
スミソニアン博物館に勤める鳥類画家のロニは、認知症を患う母の介護のため、故郷のフロリダに帰ってきた。母の荷物を片づけていると、「ボイドの死についてあなたに話しておかなくてはいけないことがあります」という謎めいたメモを発見。父ボイドは25年前に沼で不審な溺死を遂げ、その名は家では禁句になっていた。かつて観察眼に優れたロニを、アオサギに宿ってすべてを見渡す沼の女王にたとえた父。当時のことを探り始めたロニに思わぬ危険が迫っていた…沼地に隠された悲劇と家族の絆を描く傑作サスペンス。
環司先生の謎とき辞典環司先生の謎とき辞典
あるトラウマから文字では気持ちを伝えられないと感じ、文章を書くこととSNSが大嫌いな高校生、知華。彼女の学校には国語教師の環司がおりイケメンだと騒がれているが、知華は彼が驚くべき漢字マニアー愛読書は漢和辞典、特技は一発で目的の漢字を引くこと、ワイシャツの下は必ず漢字Tシャツーだと知ってしまう。そんな折、学校である事件が起き、先生が「漢字が僕を呼んでいる」と言い放ち、漢字で解決するのを見てしまい?
生まれてきてごめんなさい定食生まれてきてごめんなさい定食
5分で、どこからでも読める!脳内が混乱し、なぜか癖になるー病みつきグルメ短編集。ふらっと立ち寄った定食屋にあった『生まれてきてごめんなさい定食』。どんな定食かと店員に尋ねたら…(「生まれてきてごめんなさい定食」)。一人暮らしの女性は大きな虎を飼っていた。OLと虎、その一風変わった共同生活は衝撃の結末を迎えてー(「プリーズ・イート・ミー」)。『余命3000文字』著者最新作、書き下ろしを含む19作を収録。