おむすび | 2024年12月2日発売

2024年12月2日発売

私の魔法は絶対に当たるんです 〜スローライフを守るために魔法を撃ち続けていたら、いつの間にか森の聖女になっていました〜私の魔法は絶対に当たるんです 〜スローライフを守るために魔法を撃ち続けていたら、いつの間にか森の聖女になっていました〜

どこにでもいる普通のOL、姫宮花音(ひめみやかのん)は、ある日働き過ぎて過労死してしまった。 ……しかし、花音は過労死をきっかけに異世界へと転生し、 魔法を絶対に外さないスキル<ホーミング>を持った、最強の魔法使いの美少女「カノン」として生まれ変わる。 森の奥のおしゃれな一軒家も手に入れて、 念願だったスローライフを謳歌しようと決めていたカノンだったが……。 夜になると森の野生のモンスターたちが騒ぎ出して眠れない!! 更にカノンが森の聖女と呼ばれるようになった頃、 自称天才魔法少女・アイシャが花音のもとに「弟子入りに来たわ」と唐突に押しかけてきてーー? スローライフを送りたいのに、 なにかと邪魔されてなかなかスローライフが送れない。 そんな残念聖女の魔法ファンタジー冒険譚、ここに開幕!!

ブリクセン/ディネセンについての小さな本ブリクセン/ディネセンについての小さな本

Karen Blixenカレン・ブリクセン/Isak Dinesenイサク・ディネセンという主に二つの作家名で知られ、デンマーク語と英語の二言語で書いた女性作家についてのブック・ガイド。  『アフリカの日々』や『冬の物語』、『七つのゴシック物語』をはじめとする作品には何が描かれていたのか? ヘミングウェイに、自分よりもノーベル文学賞を受賞するのにふさわしいと言わしめたデンマークが誇るストーリーテラーは、どんな人生を送ったのか?  男性のようにズボンを穿き、自動車を運転し、ライオン狩りに行き、離婚し、自立し、外国で初めて真に成功したデンマーク人女性作家として強い女性のロールモデルとされながら、実は『バベットの晩餐会』の世界観に見られる敬虔なキリスト教家庭で培われた古い北欧的な人生観の持ち主だった彼女は、女性運動やフェミニズムに対し、どんな立ち位置にあったのか?   元ブリクセン博物館ガイドで、現在デンマークを代表する出版社で編集長を務める著者による、文学への情熱ほとばしる熱い解説で、難解といわれるブリクセン/ディネセン文学がたちまち親しみやすく、身近になる!  ギーオウ・ブランデス賞受賞作。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 本文より 「『七つのゴシック物語』を読むのは、万華鏡をのぞくのに少し似ています。万華鏡を回したり、ひっくり返したりするたび、新たな模様が目に飛び込んでくるように、『七つのゴシック物語』を読むたび、様々な要素を持った新たな物語が生まれるのです」 「私はいまだに『七つのゴシック物語』のテキストが実際に何を意味しているのかを説明できる人物に出会ったことが一度もありません。それはこの作品が互いに矛盾する意味同士が連なる万華鏡のようだからです」 「(ブリクセン/ディネセンの作品の)登場人物は、何らかの形で罪を犯すことで初めて完全な人間になれるのです。彼らは人生の光と影の両方を知らなくてはなりません。(中略)愛の二つの側面ーー甘美な面と残忍で猛々しく暴力的な面をも体験しなくては、愛が何であるかを完全に理解することはできません。愛は時に危険で破壊的である一方で、美しく生きる力を与えてくれることもあります。ストーリーテラーは彼の行いに審判を下すことなく、その行動がどこに導かれるかをただ見守るのです」

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