おむすび | 2025年11月15日発売

2025年11月15日発売

夜明けと音楽夜明けと音楽

「結局のところ物を書くというのは、よく知っている単語の中に、自分の悲しみを見つけること」 なくなったものの痕跡をたどり、孤独とともに創作する詩人イ・ジェニが綴るエッセイ集。 夜の闇に流れる、長く静かな時間に立ち上がる静謐な26編。 ある夜明けには涙のようにあふれる音楽について語り、またある夜明けには悲しみに満ちたプレイリストを思い出しながら詩を読む。 旅先で遭った不慮の事故、長いあいだ不眠症に悩まされたこと、ロックバンドで音楽に心酔していた二十代の頃のこと。 孤独とともに創作する詩人が、母の最期に立ち会い、イヨネスコやボードレールなど文人たちの足跡をたどり生まれた、詩と散文の境界を行き来するような言葉の記録。 ロングセラーエッセイ『詩と散策』(ハン・ジョンウォン)と並ぶ、“言葉の流れ”シリーズの代表作。 1 音楽もしくは孤独、あるいは愛と呼んでいた瞬間 チェチェクー花の別称 涙のようにあふれ出る音楽 誰かがあなたのために祈りを捧げる 文章は上から下へ降り注ぐ 跳躍する曲線があるから、私たちは メタリカフォーエバー その光が私のもとへやってくる 夢はどこから流れてきて、どこへ流れていくのか 事物に慣れた目だけが事物の不在を見る 回復期の歌 私の部屋の旅行ー天井と床のあいだで一週間 麻田ー繰り返し広がる 夜釣りのためのプレイリスト 眠れない夜のためのプレイリスト   2 再び明るむ夜明けのリズムから 未知の書き物 夢から来た手紙ー天上の音を歌うあなたへ 直前の軌跡 夜明けに詩を読むあなたに 暗闇の中から暗闇に向かって イメージは言語を必要とする 言葉が魂へ流れたら 紙の魂 白紙は削除された文章を抱いている 墓地を散策する人の手紙 瞬間の中から、瞬間に向かって 朝の木から夜明けの海まで 日本の読者のみなさんへ 訳者あとがき

僕の彼女の彼氏僕の彼女の彼氏

恋人のモアと一緒に日本のとある研究所を訪れた「僕」。 その目的は、病死後9年間冷凍保存されている、モアの夫を蘇らせるためだった。 3人の作家によるアンソロジー『愛、別れ、死に関するショートストリー』に収録された短編小説。 著者インタビューより 「ふと思ったんです。技術によってもたらされる生活の変化は数えきれないほどあるけれど、もっとも根本的なのは生命、つまり死と誕生の問題だと。もしそれが解決されたらいったい何が起こるだろう。その解決は、もしかすると解決ではないのかもしれない。そうして、何らかの形で復活が可能になったときに生じるジレンマやアイロニーについて書いてみようと思ったのです」 *著者インタビューは「クオンの本のたね」に掲載しています https://note.com/cuon_cuon/ 僕の彼女の彼氏  ピノキオになる  ニホンダイラ・ライフ・エクステンション・ファウンデーション  FM-2080  エターナル・ライフ  時間と精神の部屋  僕はどこにいるのか   訳者解説 プロフィール

ハックしないで監査役!! 小説こうしす!EEシリーズ 元社内SE祝園アカネ 監査役編 [1.5]ハックしないで監査役!! 小説こうしす!EEシリーズ 元社内SE祝園アカネ 監査役編 [1.5]

鉄道会社の社内SEの日常を描く情報セキュリティコメディラノベ、小説版こうしす!第2弾シリーズ特別編。 ◆本書の特徴 ・社内SEなら楽しめる社内SEあるある、鉄道ファンが楽しめる鉄道ネタなどが満載です ・ラノベとして楽しめるだけでなく、ストーリーを通じて情報セキュリティに関する知識の取っかかりを得られます ◆あらすじ <FILE 3 昭和100年の夜にーー> 2024年12月31日、その時は迫っていた。「昭和百年問題」が発生する、その時が。監査役の祝園アカネは、「助言型臨時業務監査」として現場に駆り出されていたがーー。 「昭和100年」を記念し、緊急公開する特別短編です。 ◆目次 FILE 003 昭和100年の夜にーー ◆著者プロフィール 著:井二かける 情報処理安全確保支援士、作家。代表作はアニメ「こうしす!」、小説「こうしす!社内SE祝園アカネの情報セキュリティ事件簿」など。アニメ「こうしす!」では、京都デジタルアミューズメントアワード 映画・映像・アニメーション部門賞、サイバーセキュリティアワード2025大賞を受賞。 原画:高嶋るみあ 原画:OPAP-JP contributors ・FILE 003 昭和100年の夜にーー

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