著者 : チーコ
世界樹の麓に顕現したレベル10級宝物殿“源神殿”を攻略し、伝説の精霊人の国ユグドラを救ったクライ。石化していたルークも元通り、頼まれていた探協ユグドラ支部設立も了承を得たということで一足早く帝都へ帰還することにした彼を、新たな波乱(ガークさん&フランツさん)が待ち受けるー!?
超S級ダンジョンを攻略し、鉱人族を旗下に加えた“技巧貸与”マージ。その頃、王都では何者かの仕業で薬物が蔓延し、政治機能が麻痺寸前に陥っていた。首謀者を突き止めるべく、マージは薬物の供給元である隣国を訪れる。そして偶然にもかつて自分をパーティから追放したアルトラと再会。黒幕と目される森人族のマフィアの情報をアルトラから入手し、薬物製造拠点の壊滅に成功する。一方、アルトラの元にはマフィアの首領が来訪。マージに情報を流したことを悟られたアルトラは、安全と引き換えに「マージ暗殺」を持つかけられてー!?全てを奪われ続けた冒険者の逆襲譚、第3巻!
精霊人が捜し続けていたという呪物「真紅の精霊石」の影響で石化してしまったルーク。彼を治療するため、世界樹の麓にある伝説の精霊人の国・ユグドラを訪れたクライであったが、世界を巡るマナ・マテリアルが集まるという世界樹には、なんとレベル10級宝物殿【源神殿】が顕現していた!さらに肝心のルークが石化したまま動き出し(i)【源神殿】の奥へと消えてしまったから、さぁ大変!困ったクライはとりあえず彼が帰ってこないか一週間ほど待ってみることにしたのだが…?
クライの活躍(?)で呪物騒動も一段落し、平和を取り戻したように見える帝都ゼブルディア。しかし、まだ事件は終わってはいなかった!妹狐の策謀によって発動した最凶最悪の呪物ー精霊人の女王シェロが残した呪いの宝玉「真紅の精霊石」。これまでいくつもの国を滅ぼしてきたというその呪いが帝都をも滅ぼそうとする時、“千変万化”クライ・アンドリヒが空を飛ぶ!!帝都を、そして世界を守ることは出来るのか…!?
かつて自分を追放したアルトラとの因縁に決着をつけ、狼人族を治める王となった“技巧貸与(スキル・レンダー)”マージ。そんな彼の下へ、騎士団の手に落ちた同胞・鉱人族の少女の幽閉先が判明したとの報が届く。マージは敵地から首尾よく少女を救出するも、騎士団の真の狙いがドワーフのみが存在を知る“超S級ダンジョン”に眠る富であると発覚。これを阻止するために先んじてダンジョンの攻略に挑むが、最奥で待ち受けていたのは錬金術師アンジェリーナの父親で!?一方でマージは気づいていなかったー騎士団長の奸計により手持ちから最強のスキルが盗まれていることに。全てを奪われ続けた冒険者の逆襲譚、第2巻!
色々あった武帝祭を無事(?)乗り切って、帝都へ帰還したクライを待っていたのは、行方不明になっていた“嘆きの亡霊”6人目のメンバー、“放浪”エリザ・ベックからのお土産である正体不明の剣型宝具と、ルークの師匠“剣聖”ソーン・ロウウェルからの呼び出し(+α)であった。ルークの素行について苦情言う気満々の“剣聖”の機嫌を取るため、これ幸いと謎の剣型宝具を贈ることにしたクライ。それが恐ろしい事態を呼び起こすとも知らずに…。
他人にスキルを貸し出すユニークスキル“技巧貸与”。そんな便利な力を持つ青年マージはS級パーティの天才冒険者たちに利用され、全てを奪われ続けてきた。その果てにマージは前人未到の迷宮最深部で、パーティには不要な存在だと一方的に切り捨てられ、ボス戦を強要される。戦えば死あるのみ。絶望の淵でマージは仲間たちに告げるー「貸したスキルを返してくれ。ただし利息はトイチだ」数多のスキルと共に利息として膨大なスキルポイントを回収したマージ。これにより規格外の力を獲得し、最強へと至ったマージの快進撃が今、始まるー。全てを奪われ続けた冒険者の絶対なる逆襲譚、ここに開幕!
温泉から戻ったクライは、開催延期となっていたゼブルディア皇帝主催のパーティー「白剣の集い」に結局参加することに。温泉土産を手にしぶしぶ出席するクライを待っていたのはー皇帝暗殺未遂事件!?そしてなぜか皇帝の護衛をすることになったクライに襲いかかる陰謀の影。帝国の未来はどうなる!?
ゼブルディア皇帝主催のパーティーに出たくない一心で逃亡(バカンス)を続けるクライは、探索者協会からの激しい追撃を振り切ってついに目的地(温泉)へと到着する。しかし、颯爽と入浴を開始したクライの前に一匹のドラゴンが現れてー?世界の存亡をかけた戦いが、今始まる…!!
帝都を混乱の渦に叩き込んだオークション騒動も終わり、日常へと戻ったクライ。いつものようにクランマスター室で忙しく遊んでいた彼のもとに、一通の手紙ー最高峰のトレジャーハンターにのみ送られるという、ゼブルディア帝国皇帝主催のパーティー「白剣の集い」への招待状ーが届く。あまりの名誉に急に旅に出たくなったクライは、「重要な用事がある」と言い残し温泉へと出発するのであった…!
10桁以上という巨額の借金の存在が明らかになったクライ。さすがにこれはマズイと趣味の宝具購入を控える決意をしたものの、その直後にどうしても欲しい宝具がオークションに出品されることを知ってしまう。宝具を入手するために必死に金策に走るクライだったが、アークをはじめ皆からお断りされてしまうのだった。しかし「あの“千変万化”が欲しがっている宝具」という風評が事態をとんでもない方向へ導いて…!?