著者 : ヤスダスズヒト
『ヤア、諸君。コノイカレタ島ニマタ眼ヲ向ケテクレタ事、感謝スルヨ。今日ノ話ハ実ニ単純ナ話サ。男ト女。ボーイミーツガール!物語ノ基本ダロウ?殺人鬼デアル少年ト出会ッタノハ、自称名探偵ノ不思議ナ少女。ソンナ2人ノ滑稽ナダンス。ソレガ今回ノ物語サ。単純ダロウ?…彼ラハ一体、誰ノ掌ノ上デ踊ルンダロウネエ?西ノ魔女カ?東ノ暇人カ?島ニ帰ッテキテシマッタ、2匹ノ犬カ?自警団ノ番犬カ?護衛部隊ノ雌猫カ?ソレトモ、コノ「バネ足ジョップリン」カ…アルイハ、君ノ掌ノ上カモ知レナイネエ。コノ島ニ来タ者ハー誰ニデモ、他者ヲ踊ラセル権利ガアルノダカラネエ…』。
埼玉県所沢市を舞台に巻き起こる、さまざまな出来事ーー。 ベッドの下で斧男が命を狙っているという都市伝説の流布、いきなり天井を破って舞い降りてきた魔法少女、自らを勇者と名乗る住人たちが忽然と消えた孤島、そして、さまざまな人々の運命が絡み合う悲劇の結末。 それらすべての事件には、必ず1人の人物が絡んでいた。 その男の名は、針山真吉……。 憎めない顔をしていて、眼鏡以外にほとんど特徴のない普通の人。 なぜ彼は、毎回事件に巻き込まれるのか? はたして彼は何者なのか!?
明治の初め。戊辰戦争を生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、新政府の岩倉具視に処刑された新選組局長・近藤勇の首級捜索を依頼された。だが、京都で近藤の首級を捜索する新八の前に現れたのは、死んだはずの土方、原田、沖田だった。魔人と化し、近藤の首級を奪った元同朋を追いかけ、舞台は東京にー。近藤の地元・調布龍源寺にて土方の舞台に囲まれ死を覚悟する新八。その彼を助けたのは記憶を無くした斎藤一だった。果たして斎藤は敵か味方か。そして、土方たちの真の目的は何なのか?注目の新選組奇譚、第三幕!!新選組が名を上げた池田屋騒動。その裏で巻き起こった悲恋な短編も収録。
「私は、人が好きよ。誰が好きかって? 違う、違うわ! 私は人間がみんなみんなみんな好きなのよ! どこが好きかって? 野暮なこと聞かないで! 全部よ、全部! なにもかも、なにもかもが好きなのよ。だけど、あなたを愛する事はできないわ。だけど、あなたは私を愛して」 東京・池袋。そこには人を愛することが不器用な人間が集う。自分の立ち位置を悩む女子高生、池袋を取材する三流雑誌記者、セクハラ疑惑の教師、黄色いバンダナを巻いた黄巾賊、池袋最強のチンピラ、様々な裏情報を操る青年、そして漆黒のバイクを駆る“首なしライダー”。 そんな彼らが連続通り魔事件に巻き込まれ、池袋が壊れ始めていく──。
『ヒーハハハ!! このハッピーに呪われたゴミクズだらけの島にようこそ! また会えたね! それともハジメマシテだったりするのかな? 今日はラジオの電波に乗せて、猫と鼠のドキュメンタリーをプレゼントだ! この島に捨てられて鼠になったガキと、自分から望んでこの島の猫になった小娘の追いかけっこ! 鼠はただ逃げようとしてるだけなんだけどさ! た・だ・し、この島の人間様達の心臓を食い破りながらね! さぁ、猫は果たして御主人様であるこの【島】を護れるのかな? ヒャーハハハ!』
明治の初め。戊辰戦争を生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、新政府の岩倉具視に新選組局長・近藤勇の首級捜索を依頼された。京都で近藤の首級を捜索する新八の前に、死んだはずの元新選組の同朋、土方、原田、沖田が現れる。結局、土方に首級を奪われた新八は、近藤の身体を求め東京へ向かうー!「斬らなきゃならねぇ!」新八の行動を支えているのは、かつての同朋への殺意のみだった。そしてー!?話題の新選組奇譚、遂に第二幕へ!出海まこと新選組ゆかりの地探訪記、ヤスダスズヒト描き下ろしのキャラクター図鑑など豪華な企画満載。
「楽しみだなあ。楽しみだなあ。楽しみだなあ。この街は俺の知らない事がまだまだまだまだ溢れ、生まれ、消えていく。これだから人間の集まる街は離れられない! 人、ラブ! 俺は人間が好きだ! 愛してる!」 東京・池袋。そこにはキレた奴らが集う。非日常に憧れる少年、喧嘩上等のチンピラ、ストーカーもどきの電波娘、趣味で情報屋を営む青年、ヤバイ患者専門の闇医者、魔物に魅せられた高校生、そして漆黒のバイクを駆る“首なしライダー”。 そんな彼らが繰り広げる物語は痛快な程マトモじゃない。だが、彼らは歪んでいるけれどもーー恋だってするのだ。
佐渡と新潟の間に架けられた世界で一番巨大な橋。その中央にそびえる名前がつけられる事のなかった人工島ー不況によって放置されたそこは不法滞在者や犯罪者が棲む九龍城さながらの無法都市と化していた。その島を二人の男が訪れる。気弱で大人しい少年・狗木誠一は、幼馴染みの少女と冒険気分で。重要指名手配犯・戊井隼人は惹きつけられるように。そして彼らは、社会から隔絶された無法地帯で全く違う道を歩み始める。だがその姿は、鏡に映る己を吼える犬のようでもあったー。
時は明治の初め。戊辰戦争も終結し、世の中も落ち着いてきた頃ー。戊辰戦争をかろうじて生き延びた元新選組二番隊長・永倉新八は、昔懐かしい江戸に潜入していた。新選組と言えば、新政府からは目の敵とされている存在。そんな危険な状態の中、新政府の中枢に立つ岩倉具視に、罪状免除を引き換えで、新選組局長・近藤勇の首級の捜索を依頼された。理由は不明だが、新八は“ノイポロイクシ”という先視の力を持つ松前忍・篝炎とともに、様々な想い出が残る京都に向かった。だがそこには、死んだはずの土方、原田、沖田がー!?「電撃hp」で人気を博した新選組奇譚、描き下ろしオリジナルコミック付きで、ついに電撃文庫で登場。