著者 : 昏式龍也
夏休み、それはロシア犯罪組織の暗殺者だったアーニャにとって未知の領域。少女に課せられたら使命はただひとつ、女子高生としてジャパニーズサマーを遊び倒すこと!射的、かき氷、浴衣、水着…待ち受ける数々の夏イベントと、甘い誘惑。さらにCIAエージェント姉妹も仲間に加わり、新たなカップル誕生の予感!?一方、明良と黒蜂は、暗殺の仕事中に囚われの少女・凛音を救い出す。彼女が抱える闇が、アーニャの運命を大きく変えることをまだ誰も知らない。明かされる過去と、真実。少女たちの忘れられない夏が始まる!
寒い国からやってきた小さな女子高生アーニャことアンナ・グラツカヤには、誰も知らない二つの秘密があった。一つは、ロシアの犯罪組織に属した殺人マシーンであったこと。もう一つは、猫をモフらなければ死ぬ…という、他人から見れば謎で本人だけは必死な使命を帯びていること。猫好きの同級生・小花や謎多き年上の女・明良たちに囲まれた、平和で少し奇妙な毎日の中、アーニャのインポッシブルなミッションは始まった!猫が導く少女達の出会いと喧騒ーコミカルでデンジャラスな新感覚ガールミーツガール開幕!
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血種の少女・柩と出会い、その眷属となる。『誠』の旗を掲げる集団の噂を耳にし、隼人と柩、沖田は仇敵を討つため東海道最大の要害、箱根へと向かう。故郷で侍としての矜持を改めて胸に刻んだ隼人は、柩を護るため、かつての仲間と鎬を削る。だがそこにも、裏切り者の思惑が絡み、隼人たちはさらなる時代の激動へと巻き込まれてゆくー。血風吹き荒ぶ幕末異能録第三弾、これにて閉幕!
日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国に迫られ、ついに長き鎖国の世を終わらせた。倒幕派が勢いを増すなか、元新選組隊士の柾隼人は吸血鬼の少女・柩と出会い、その眷属となる。刺客からの襲撃を辛くもしのぎ、ついに江戸入りした隼人と柩。薩長の東征が迫る江戸市中で、二人を待ち受けていたのは幕臣・勝海舟だった。そして、彼の背後には、またもやかの風雲児の姿があり、柩は己が血脈と運命を想う。そんななか、隼人のもとに幼馴染みの澪がふいに訪ねてきて、ある願いを伝えるのだが…。血風吹き荒ぶ幕末異能録、第二幕!
1853年。日本は“吸血鬼”が支配する欧米諸国によって開国を迫られていた。元新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかけるが、そこに「記憶のない」吸血種の少女・柩が現れる。復讐に燃える隼人は、人間であることを捨て、柩の眷属となることを選ぶ。時を同じくして、欧米からは吸血種の英雄達が集結。“墓碑銘”という異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める…。淫靡で兇悪な異能維新、ここに開幕!