著者 : 浅葉なつ
『神様の御用人』の魅力がたっぷり詰まった一冊!御用人である萩原敏益のもとを訪れたのは子どもの姿をした神様・久久紀若室葛根神。時代と共に力を削がれ失った、かつての姿を取り戻したいという御用を告げられて…。良彦の祖父・敏益の生前最期の御用を描いた表題作「継いでゆく者」をはじめ、書き下ろし番外編小説を3本収録!第10巻のその後、良彦や黄金たちの御用や日常も明らかに。そして登場人物たちのプロフィールや、読者からのQ&Aなど、初公開情報が詰まった「神様の御用人 回顧録」も収録。ファン必携の一冊!
日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がるー神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とはー。神様と人の絆の物語・黄金編完結!
日本各地で地震が頻発するなか、突如姿を消した黄金。『大建て替え』の危機を前に、荒脛巾神と田村麻呂の悲しい過去や、黄金の深い後悔を知った良彦は、傷だらけの体で再び立ち上がるー神にもできないことがある。そして人間だからこそできることがあると『神様の御用人』の自分は誰よりも知っているから。神と人。それぞれが抱く、切なる願いの辿り着く先とは。そして良彦が最後に下す、未来への決断とはー。
一輪の花が物語る過去と現在と、神と人。御用にバイトにと日々忙しく全国を飛び回る良彦と黄金。そんな良彦の元に、バイト先の清掃会社から正社員の打診があった。年齢を考えると、正社員にはなりたい。でもそうなったら、御用人の仕事に支障が出ると悩む良彦。一方、日本各地で頻発する地震に黄金は何やら考え込んでいた。そしてある日「気になることがある」と言い残して行方不明になってしまう。謎に包まれた黄金の過去とは。全てが解き明かされ、物語はクライマックスへー!
神としての引退を望む、知恵の神・久延毘古命。しかし彼の眷属たちはそれに大反対。困った良彦が彼らを連れて来たのは…え?家電量販店!?現代人の叡智は一体知恵の神の目にどう映るのか!一方四国の徳島では、狸の金長大明神から諸説ある「阿波狸合戦」の話を集めてほしいと言われるが、なんだか裏がありそうでー。加えてかの有名な八幡大神からは「顔を描いてくれ」と無茶な要求。梟に蛙に狸に鳩に猿…それに狐も加わって、今回の御用はなんだか賑やか!
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟・須佐之男命への贈り物を探して欲しいというものだった。いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり…。一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒されるー。
何やら思惑のありそうな孝太郎に連れられて、上京した良彦と黄金。初めての東京に思わず浮かれる彼らの前に現れたのは、大手町の有名すぎるあの怨霊だった!そして、図らずも巻き添えを食らったとある人物の正体とは…?一方、九州へと呼ばれてみれば、飛鳥時代と現代を結ぶ三女神の過去を紐解くことに。人知れず残された一人の巫女の想いが、千年以上の時を経て鮮やかに浮かび上がる!累計100万部突破の大人気シリーズ、第6巻!
晴れて御用人の“代理”から“本採用”となった良彦。しかし待遇は今までとまったく同じらしく…。そんな良彦に、今回も神様からの容赦ない御用が降りかかる。有名すぎる日本の英雄、それに七福神の一柱まで。しかも九州へ行けって交通費も出ないのに!?おまけにあの超現実主義神職に神様が恋わずらいってどういうこと!?もはやただの食いしん坊になりつつある狐神・黄金とともに奔走する、大人気シリーズ第5作!
毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命。昔の記憶を失ってしまった神様の御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。夢の女性が挿していたという簪を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で…。神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていくー。
個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!?走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!?そして、穂乃香の協力を得て御用人の役目に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることはー。神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!
出版社で多忙な毎日を送る中津藍。そんな彼が、煙草を吸いながら空を見上げると、一匹の魚が泳いでいた。目をこすっても魚は消えることなく優雅にヒレを揺らして通り過ぎていく。オフィスを街を家の中を悠々と泳ぐ魚たち。この鬱陶しい現象はなに?藍は魚を消す方法を探し始めるが、魚は増える一方で、しかも視界を埋め尽くすときに訪れる運命を聞かされ…。さまざまな想いを交差させ、ちょっと変な仲間たちが繰り広げる、未来を賭けた大騒動。第17回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞受賞作。