著者 : 白鳥士郎
「師匠!私たちの短編集です!」「今や入手困難な店舗特典SSを収録した貴重な本だぞ」「八冠…じゃない、八巻までのSSですね!」「それからドラマCD脚本を小説化した長めの作品も収録してる。本編には入れづらいキャラが出てくるから今まで収録をためらってたが…」「どなたですか?」「雷」「ああー…」「あとは、あいが家を空けた隙にシャルちゃんと姉弟子がメイドになって俺のお世話をしてくれる完全書き下ろし小説も入ってる」「師匠のだら!どうしてその作品の収録はためらわないんですかー!」第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
「私の中で将棋は終わったわ」スーパーコンピューター“淡路”を使って将棋の解に至ったと嘯く天衣は、その言葉を証明するかのように着々と勢力を拡大していく。“淡路”との対局を繰り返した八一もまた、親友との初めてのタイトル戦に寂しさを感じていた。「遅すぎたよ…歩夢」最強AIが見せた未来は本物か、それとも幻か?雛鶴あいは自分の信じる道を進むため、その未来を否定する。賭け金はー自分の未来。「…わかった。天ちゃんに負けたら、わたしは将棋を捨てる」あいと天衣。八一と歩夢。競い合うことを定められた光と闇の好敵手が遂に盤を挟む、再戦の18巻!!第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
「プロ棋士になります」就位式でそう宣言したあいは、女流枠で出場した公式戦でプロを相手に連勝を続ける。しかし勝てば勝つほど周囲から人は離れていき…。一方、世界最強のスーパーコンピューターが計算した百年後の将棋を目にし、八一は絶望する。それでも未来の将棋に立ち向かう八一に明かされる、もう一つの秘密。それはー「…久しぶり。銀子ちゃん」激闘に次ぐ激闘!悲しき運命に直面した時、人はそれを受け容れるのか、それとも乗り越えるのか!?未来に挑む棋士の姿を描く17巻!!「運命よ、そこをどけーこの飛車が通る!!」
「名人になったら結婚してください」A級棋士となった神鍋歩夢、まさかの公開プロポーズ!?その場に居合わせた八一たちは、友人として協力することに…。一方、あいはいよいよ初タイトル戦に臨む。相手は女流棋界の伝説、釈迦堂里奈女流名跡。「さあー始めよう。雛鶴あい」激闘の中で明かされる釈迦堂の過去と、将棋界の裏面史。釈迦堂と歩夢。そして八一とあい。すれ違いを続ける二組の師弟は再び出会うことができるのか!?「この山を…頂きを、超える!!」少女の決意が世界を変える。天辺目指して突き進む熱血将棋ラノベ、熱さ全盛の第16巻!第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
「棋書を出しませんか?」休場を選択した銀子と、関東へ移籍したあい。二人の行方を追う八一が頼ったのは、女流棋士にして記者の顔も持つ供御飯万智だった。「え!?俺が将棋の本を書くの!?」意外な条件に驚く八一。しかも万智は執筆に集中するためと、旅館でカンヅメになることを提案して…。「…着いたで?八一くん」急速に接近していく幼馴染の二人。一方、タイトル初挑戦を目指すあいは、東京で意外な人物たちとの同居を開始していて!?女流名跡リーグ遂に決着!挑戦権を手にするのは、あいか、万智か、それとも…!?美しき野心と矜持と恋心が正面から激突する第15巻!!
『中学校卒業までにタイトルを獲れなければ引退させます。そしてー』女流名跡リーグ、遂に開幕。あいは両親と交わした約束を守るため、親友に貰った秘策を胸に東京へと乗り込む!「使うよ…澪ちゃん!」一方、史上最年少二冠を目指し各地を転戦する八一は、多忙を極める中で恋人に提案する。「結婚しよう」「ふぇ!?」四段昇段という夢を叶え、想いが叶い、あらゆる幸せを掴んだ銀子。そのプロデビュー戦の相手は…人間の形をした、最凶最悪の、才能。虚構か、それとも予言か。将棋界の新たな章が始まる、激震の14巻!!第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
三段リーグ最終日の翌日。『史上初・女性プロ棋士誕生!』の報に日本全土が沸き立つ中、雛鶴あいは関西国際空港を訪れていた。親友の水越澪が海外へ旅立つのを見送るために…沈みがちになる気持ちを隠して明るく振る舞うあい。意外な人物との再会をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出す。「最後に一つだけお願いがあるんだ」同じ頃、あいの師匠である八一は東京の病院にいた。満身創痍で眠り続けている銀子の傍らに…。あい、澪、綾乃、シャル、そして天衣。五人の少女が集う最後の一日を描いた、約束の13巻!!飛び方を覚えた雛鳥は今、大空へと羽ばたくー
青春群像小説の金字塔「俺ガイル」がついに完結!9年の軌跡とアニメ3期の放映を祝し、アンソロジー4冊を連続刊行!!本作「オンパレード」は、俺ガイルの個性豊かなキャラクターに焦点を当てた1冊。比企谷小町、平塚静、戸塚彩加、材木座義輝、葉山隼人たちの物語がオンパレード!白鳥士郎、伊達康、田中ロミオ、天津向、丸戸史明といった超豪華作家陣に加え、うかみ、しらひ、戸部淑、紅緒といった大人気イラストレーターが参加。永久保存版!!
奨励会三段リーグ。四段になれる者は2人だけという苛酷な戦場。そこに史上初めて女性として参戦した銀子は、八一と交わした約束を胸に封じ、孤独な戦いを続けていた。八一もまた、新たなタイトルを目指し最強の敵と対峙する。そんな2人を複雑な思いで見守るあいと、動き出す天衣。そして立ちはだかる奨励会員たち。大切な人の夢を踏み砕くことでしか夢を叶えられない。それが将棋の世界で生きるということ。銀子が、創多が、鏡洲が…純粋なる者たちの熱き死闘に幕が下りる奨励会編堂々のフィナーレ!第28回将棋ペンクラブ大賞優秀賞。
「私を殺して…」奨励会三段リーグで三連敗を喫し心が折れた銀子は、八一に懇願する。「俺が連れて行ってあげますよ。絶対に死ねる場所へ」こうして二人は将棋から逃げた。それは同時に、なぜ将棋を指すのか問い直す旅でもありーなぜ、八一は銀子を『姉弟子』と呼ぶようになったのか?なぜ、銀子は女流タイトルを求めたのか?八一と銀子の出会いと修業時代の日々、そして“浪速の白雪姫”に隠された最大の秘密が遂に明かされる告白の第11巻!将棋の神が定めし残酷な運命は、誰に微笑むのか?
竜王、遂に小学校の教壇に立つ!「澪たち、くじゅるー先生に鍛えてもらいたいんです!」小学生の将棋大会『なにわ王将戦』で優勝を目指すJS研。しかしあいの新しい担任にJSとの同居を問題視された八一は、自らの潔白を証明するため小学校で将棋の授業を受け持つことに。一方、女流名跡リーグ進出を目指すあいの前には謎の女流棋士が立ちはだかり、そして銀子は地獄の三段リーグで孤独な戦いを始めようとしていたー。それぞれの戦場で繰り広げられる魂の激突。決意と別離の第10巻!小さな背中に翼が生えたとき、天使は自らの力で羽摶き始める!!
夜叉神天衣。わずか十歳にしてタイトル挑戦を決めたシンデレラは、両親の墓の前で誓いを立てていた。「お父さま、お母さま。必ず女王のタイトルを手に入れます…私たちの夢を」しかし彼女の前に立ちはだかるのは、史上最強の女性棋士にして師匠の姉弟子ー空銀子。二人が争うのは女王のタイトルだけなのか、それとも…?“浪速の白雪姫”と“神戸のシンデレラ”が遂に激突!アニメ化も果たしますます過熱する盤上のお伽話、家族の絆と感動の第9巻!シンデレラの頬を伝う一筋の涙を、若き竜王の飛車が拭い去るー!!
「そうだ。京都へ行こう」順位戦が終わり、プロ棋界は春休みに突入した。八一はあいを伴って京都を訪れるが、しかしそれはデートでも慰安旅行でもなかった。『山城桜花戦』-女流六大タイトルの一冠を巡る戦いを見守るため。挑戦者の月夜見坂燎と、タイトル保持者の供御飯万智。「殺してでも奪い取る」「…こなたはずっと、お燎の下なんどす」親友同士の二人が撃突する時ー八一とあいは女流棋士の葛藤と切なさを知る。春の京都を舞台に、華よりもなお華やかな戦いが繰り広げられる秘手繚乱の第8巻!
清滝一門の祝賀会。師匠である清滝鋼介九段から叩きつけられたその言葉に、八一は衝撃を受ける。順位戦ー名人へと続く階段で、昇級のチャンスを迎えた八一と、降級の危機にある清滝。師匠の苦しみを理解しつつも八一は己の研究を信じて破竹の進撃を続ける。一方、棋力のみならず将棋への熱をも失いかけていた清滝はー。「衰えを自覚した棋士が取れる手段は二つ…」残酷な運命に抗うのか、従うのか、それとも…?笑いあり涙ありの浪速ド根性将棋ラノベ、号泣必死の第7巻!