著者 : 蝸牛くも
「つまり、ゴブリンか」「そういう事になりますね」昇級の話があるーそう受付嬢に呼び出されたゴブリンスレイヤーはその日、片目を前髪で隠した男装の麗人ー査察官を紹介される。彼女は受付嬢の先輩で、子鬼退治のみで昇級基準を満たしている彼の実績を疑い、都から審査のためやってきたと言うのだ。棘鎖を自在に扱い、かつて“死の迷宮”へも挑んだことがあるという査察官と臨時の一党を組んだゴブリンスレイヤーは、近隣を襲い肥大化しつつあるゴブリンの群れ、その巣穴へと挑むのだがー!蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」第3弾!
「やっぱり嬉しい?あの子たちが勝ってるの」馬上槍試合に沸き立つ王都へやってきたゴブリンスレイヤーたち。試合で活躍する圃人剣士、そして少年魔術師の成長を見守り、束の間の休息を楽しむ彼らだが、再会した王妹が倒れた事で事態は急変する。王妹は何者かに“呪われて”おり、熱狂渦巻く王都の裏にはー邪悪な灰の気配が広がりつつあった。急遽王妹の代役を引き受けることになった女神官。そしてー。「ゴブリンならば、俺が行こう」ゴブリンスレイヤーは王命を受け、その根源に立ち向かう!蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第16弾!
「姫様をどこにやった!」辺境の街へきた馬人の少女は重戦士を詰問した。犯人とされた重戦士はゴブリンスレイヤーに調査を依頼。「都市の冒険は苦手なんだよ。あと腕っこきの斥侯は他にいないからな」「…俺は、戦士のつもりでいるのだが」馬人の姫君の行方を追い、一党は水の街を訪れる。彼らを迎えた剣の乙女はゴブリンスレイヤーに囁く。「-銀星号をご存じ?」馬人競走が盛り上がる水の街で、消えた銀星号を探せー。欲望と陰謀が入り交じる中、行き着く先は賽の目次第。鬼と出るか、蛇と出るか。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第15弾!
ゴブリンスレイヤーの様子がおかしいというー。そんななか、彼は一党に「冒険」を提案する。「北の山の向こう。暗い夜の国」かくして北方辺境に向かう一党。雪山の向こうには、蛮人の英雄譚の舞台、いつもと異なる異文化、言語、そして、この地を治める頭領の美しい奥方がいた。彼の地の北方の海には幽鬼が潜み、船が戻ってこないというー。彼らの話を聞いたゴブリンスレイヤーは頷く。「やはり、彼の人々はゴブリンなぞに負けるわけがないのだ」そして女神官も誇り高く告げる。「冒険者に、任せてください!」蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第14弾!
迷宮探険競技ーそれは至高神の大司教をはじめとした六英雄の逸話として有名な、死の罠の地下迷宮から続く試練。それをギルドは冒険者志望の者への訓練としたいという。そしてその監修者として、銀等級の冒険者へと協力を依頼した。(-悪辣だ)受付嬢が驚くほどの罠が仕掛けられ、準備は進められていくー。そんな中、またひとり、冒険者志望の少女は剣を取るー。そこに忍びよるは混沌の影…。「小鬼どもになぞ、好き勝手させてたまるものかよ」蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第13弾!
「ゴブリンってやっぱ雑魚だな!」棍棒剣士と至高神の聖女に白兎猟兵の一党は、活躍の場を広げていた。だが、勝てない敵もいる訳でー。「騎士に魔術師、神官、野伏とそろったらやる事は一つだろう?」女神官は、女騎士の発案で、魔女と妖精弓手の四人で冒険に出かけていきーなぜか砦の攻城戦に巻き込まれていたー。「ま、簡単な仕掛だから」水の街の仕掛人は、ヤクの売人の始末に向かい、死体に出会うー。そしてゴブリンスレイヤーは再び槍使いと重戦士に誘われー。四方世界で紡がれる、十の物語。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第12弾!
「ゴブリン退治はもう飽きたっ!」「なんじゃい、そんなら竜退治にでも行くんか?」夏、妖精弓手や鉱人道士が騒がしいギルドの酒場に、女商人が訪れた。「お願いしたい冒険があるのです」砂漠の広がる東の国境にゴブリンが増えているらしいー。女商人は東国に商談に向かう護衛として、彼ら一党に同行して欲しいという。「やはりゴブリンか。いつ出発する?俺も行こう」文化の異なる砂漠の隣国、そこで待ち受ける残虐な罠、たまさか出会う砂漠の民、交錯する仕掛人。紅砂の先、彼らは邪悪な企みを知るー。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第11弾!
春、ゴブリン退治の傍ら、葡萄園の警備をすることになったゴブリンスレイヤーの一党。その葡萄園は、女神官の育った地母神の神殿のものだった。そんなある時、女神官が姉のように慕う神殿の葡萄尼僧がゴブリンの娘だという噂が広がるー。周囲の心ない声に胸を痛める女神官、それに対し、迷いを感じるゴブリンスレイヤーはある決断を下す。「たぶん…今日、明日はゴブリン退治はやれん」「何をするにしても、頑張ってくださいね!応援、してますから」街の影を走る闇の仕掛人が暗躍する中、小鬼殺しに手はあるのか!?蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第10弾!
ただの配達。ゴブリンスレイヤーですら、そう思っていた。牧場の手伝いで配達に出たゴブリンスレイヤーは牛飼娘とともに、ゴブリンの大群に待ち伏せされる。それは、ある祈らぬ者の策謀だった!一方、ゴブリンスレイヤー不在の一党は、見習聖女の託宣より、雪山を目指すことに。そこは、氷の魔女の統べる永久の冬の領域だった!包囲された雪の廃村で、牛飼娘を守り、孤軍奮闘するゴブリンスレイヤー。彼不在の中、女神官は、ゴブリンではない怪物たちの脅威と対峙し、一党の行動を決断していくー。「-手は、あります」蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第9弾!
「ゴブリンか?」「残念ながら、不幸にして、幸いなことに、まさしくその通り!」ゴブリンスレイヤーと呼ばれはじめた青年は、ゴブリンの群を皆殺しにした時に、不思議な灯の輝く指輪を見つける。その鑑定に紹介されたのが街外れに住む偏屈な魔術師ー孤電の術士だった。彼女はギルドから依頼されている怪物辞典の改稿の仕事の手伝いをゴブリンスレイヤーに頼む。その担当する項目はー、「ゴブリンについてか」孤電の術士とともにゴブリンのことを調査するゴブリンスレイヤーは世界の果てー暗黒の塔へと辿り着く…。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」第2弾!
辺境の街のギルドにやってきた至高神の大司教ー剣の乙女は、ゴブリンスレイヤーたち一党に王都までの護衛を依頼する。街道には、狼に乗ったゴブリンが群れているという。一方、王都では霊峰に天より火石が落ちてきたことで、災厄の兆しが囁かれていた…。一党が訪れた時に起きる事件は、“宿命”か“偶然”か。その行方は、最も深き迷宮、最果ての深淵、死の迷宮へと連なってゆくー。「もし四階より下へ行くのなら…帰っては来れませんから」蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第8弾!
姉が姉でなくなってから三日が過ぎた。だから彼は動くことに決めた。ゴブリンの襲撃で、最愛の姉を、村を喪った少年がいた。五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年は冒険者となる。そして、五年前、帰る村をなくした少女は、かつての幼なじみと出会った。最下級のクラス、白磁級となった少年は装備を調え、たった一人でゴブリンの巣くう洞窟へと向かうー。これは、彼がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになる物語。大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の前日譚。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」スタート!
「結婚することになったみたい」故郷からの報せを受け、そう呟いた妖精弓手。かくして一党は、森人の里に行くこととなった。またその旅には牛飼娘と受付嬢の姿もー。一方、ゴブリン退治のおりに発見された石版をゴブリンスレイヤーから託され、剣の乙女は鑑定を行う。「古い…とても古い文字ですわね」川を上り、森人の里を目指す一党だが、現るは小鬼の影…。さらに森人の里には、密林の奥に潜むと言われている、古きものが現れるという事件が起きていたー。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第7弾!
新たな冒険者希望者の集まる春。ゴブリン退治だけを希望する魔術師の少年が受付嬢を困らせていた。一方、辺境の街から少し離れた場所に、冒険者訓練場が建設中。そこには、かつて村があったことを、ゴブリンスレイヤーは知っていたー。少年魔術師らと一党を組むことになったゴブリンスレイヤーたちはゴブリンの跋扈する陵墓へと向かう。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第6弾!
ゴブリン退治から消息を絶った令嬢剣士を探して欲しいー剣の乙女の依頼を受けて、北方の雪山に向かうゴブリンスレイヤーたち一行。しかし、襲撃される寒村、謎の礼拝堂、今回のゴブリンの群れに違和感を覚えるゴブリンスイレヤー。「…学習した、だと?」仲間の痛手を越えて洞窟探索を終えた一行は、あるものを見つける。「外なる、智恵の神。覚知神…」何者かに統率されたゴブリンの巣くう古代の砦にゴブリンスレイヤーたちが挑む!蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第5弾!