著者 : 遠藤遼
「けーちゃん、またあしたね」-その約束は果たされず、幼き日の霧島圭介は唯一の親友だった男友達・まーちゃんと離ればなれになる。そして10年後、親の再婚でやって来たのはー可憐な陽キャ美少女として成長した、まーちゃんこと真咲だった!ずっと男と勘違いしていた圭介が戸惑う一方で、兄妹として昔よりも近い距離で接してくる真咲。一緒にゲーム、一緒にごはん…どころか一緒にお風呂まで入ろうとして!?共に暮らすなかで、10年の空白がなかったかのような居心地の良さを感じる二人。それでも、二人の心と身体は成長していてーひとつ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい…!?
仲間の仇たる五人の魔王のうち“王立魔術学院”に潜伏する魔王の正体を見抜き、討伐を果たした学院教官・エルロス。彼の活躍で生徒たちは無事二年生に進級するが、息つく間もなく上級生の失踪事件が発生する。エルロスが調査に乗り出した折、彼のもとに帝国からの留学生・エマが訪ねてくる。エマは生徒失踪の手掛かりを握っており…!?そして生徒たちもエマの情報をもとに犯人捜しに協力することに。真相を追う彼らの前に姿を現したのは、エルロスの目すらも欺いてきた学院に潜む“もうひとりの魔王”でー!?最恐教官と問題児たちが紡ぐ魔術学園譚、第2巻!
魔術師養成の名門“王立魔術学院”へ入学した生徒たち。信念と大望を胸に秘めた彼らを待ち受けていたのは、勇者パーティーの元賢者で“魔王教官”と恐れられる冷酷無比な学院教官・エルロスであった。「魔術師としてふさわしくない者には退学勧告を下す」生徒たちが死と隣合せの魔術師を目指すのには相応の理由があり、各々が退学処分になりかねない秘密を抱えていた。エルロスにすべてを見抜かれ、追い詰められる生徒たち。そんな極限状況の中、生徒たちはエルロスの常識破りな教導の末に、真の魔術師へと覚醒してゆく!最恐教官と問題児たちが紡ぐ魔術学園譚!
怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅の姫。昼の姿である末席の女房として、中宮崩御のあとは、その娘である内親王付きの女房となっていた。その一方で、夜の姿である薄紅のもとには、晴明の孫・奉親が入り浸っている。さらに彼の紹介で、日中の同僚である右近まで相談に現れてしまう。正体を隠している薄紅だが、書物と恋にまつわる右近の悩みを放っておけず心を砕く。その相談をきっかけに、薄紅は実兄から自分の婚約話に言及されるはめに。読書と友人の恋がかかった婚約という危機に薄紅は…。
怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅の姫。中宮を狙う“鬼”の事件を落着させ、その昼の姿である末席の女房として念願の書司となった。一方、静かに読書にふけりたい夜の薄紅の元には、願いに反して親しくなった晴明の孫・奉親が訪ねてきては面倒に巻き込んでいく。そんなある日、彼女は後宮の蔵書破損をきっかけに密命をくだされた。後宮を去ってしまった皇后宮を連れ戻せーと。後宮の祈祷も担う奉親とともに、この難題に挑むことに。物語知識を駆使するものの、皇后宮は断固として拒否し…。
担任の御厨充希先生とお付き合い(仮)中の俺・藤本千里は、クラスメイトにバレないよう自宅でこっそり先生と会っていた。そんな中、やってきた一大イベント体育祭!先生とちょっぴりえっちな組み体操の練習なんかもして準備万端で迎えた当日、離れて暮らしていた義妹の愛梨が突然現れてー「初めましてー。あたしぃ、チサトの彼女の愛梨でーす☆」まさかの恋人宣言に、先生の嫉妬が爆発!?いつものデートでは我慢できなくなった先生に、ついにキスまで求められてしまい…!?美人で年上で甘々な先生と隣に住む男子高校生のイチャラブコメディ、第2巻!
陰陽師たちが畏れる男・賀茂光栄。彼は年齢不詳の美青年で、安倍晴明の師でもある。幼なじみの歌人・藤原為頼や晴明とともに都に平穏を取り戻したものの、次なるあやしき影はすでに“在原業平”を名乗る法師陰陽師としてうごめいていた。光栄は、後の世に三大怨霊と呼ばれる“早良親王”へと手を伸ばす“業平”の企みに気づくが、為頼と天皇の妃・中宮も思いがけない事件に巻き込まれていき…?晴明の歴史に隠れた師匠・光栄の、語られなかった平安秘伝第3弾、これより開宴ー!
退職したばかりの元営業・空也は、精進料亭“あじさい亭”で雇ってもらうために鎌倉へやって来た。しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否!ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出したー」空也の独白に竜玄は…?
平安陰陽師たちが畏れる男、賀茂光栄。年齢不詳の美青年であり、安倍晴明の師でもある。幼なじみの歌人・藤原為頼や晴明とともに、ひとたびは宮廷を覆う菅原道真の怨霊を鎮めてみせた。日常を取り戻したかに見えた都。しかし、平穏は“式部”と名乗る美女の訪問をきっかけに破られる。彼女は怨霊退治に一役買った為頼に、ある亡霊の相談に来たという。その背景には都をさすらう法師陰陽師の存在が見え隠れし…?歴史に隠れた安倍晴明の師匠、光栄が、宮廷最大の危機に挑む平安秘伝第2幕、これより開宴ー!
この平安の陰陽師たちが最も畏れる男・賀茂光栄。安倍晴明の師であり、架空の人物ともされしその正体はー女性とも見間違う年齢不詳の美青年だった。幼なじみの歌人・藤原為頼が光栄の元を訪れると、光栄はたぐいまれな観察眼で訪問の目的を見破る。驚く為頼に光栄は微笑んだ。「このくらい見抜けねば、陰陽師は務まらぬさ」そして為頼から語られたのは、麗しき罠に誘われた青年貴族の話で…。安倍晴明に鬼才と言わしめた陰陽師が、あやしき影と対峙する宮廷絵巻、これより開宴ー!