出版社 : 主婦と生活社
隣国の王女・ジュリエットが怪しいと、潜入調査を命じられたセシア。専属メイドに扮し理不尽な要求をこなしていたが、彼女がマーカスの婚約者だと知って胸に痛みを覚える。恋心を押し込めて任務にあたっていたある日、セシアはジュリエットの罠で国から追われる立場になってしまう。誰も信じられない中、潜伏先に現れたのはマーカスでー。彼に守られたい、けれど彼を助けられる自分でありたい。なにより、対等でありたい。国のお尋ね者というドン底からマーカスの隣にまで、セシアは這い上がることが出来るのか!?
悪魔・メフィストの力によって出現した魔物たちからアストリア王国を守ったクロエとジュリアスは、報酬として得た広大な土地で、飛竜のヘリオスと三人で暮らしていた。あるとき、クロエはジュリアスに刻まれた『奴隷の刻印』を消したいと、ジュリアスはヘリオスに嫁が欲しい、と元王太子のシリルに相談する。すると、飛竜や異界、魔導研究が盛んなラシード神聖国へ行くことを勧められ、三人は早速ラシードに向かうことに。稀代の美少女錬金術師(自称)×超絶美形で毒舌な元将軍による冒険ファンタジー、第二巻!
貧乏子爵令嬢のディアンドラは、グラマラスな色っぽ美女。「下品で、エロくて、ふしだらな女」などと噂され、寄ってくるのは身体目当てのクズ男ばかり。本当は情事どころか恋も知らず、領地のために日々奮闘する堅物令嬢なのに…。ところが商人貴族のロバートだけは、女たらしならではの嗅覚で、彼女の真実を見抜きー!?「君って人は…こんなに泣き虫で甘えん坊なのに、今までよく我慢してきたね」チャラいようで、実は内面を見ているロバートに、ディアンドラは閉ざしていた心を少しずつ開いていく。
侯爵令嬢でありながらワケあって田舎の領地で育ったラルフシーヌは、ずば抜けた運動能力と負けず嫌いな性格で、狩人としても村の子供達の親分としても名を轟かす「野人令嬢」である。13歳となり、貴族の義務としてしぶしぶ参加した帝宮でのお披露目式でも暴れ回ったことで、騎士・セルミアーネに見初められ、帝都に嫁入りする羽目に。しかし貧乏騎士だったはずの彼は、実は現皇帝の隠し子でー!?
田舎の“野人令嬢”と“貧乏騎士”から一転帝国の皇太子妃と皇太子となったラルフシーヌとセルミアーネ。突然の皇族入りだけに敵は多く、儀式に外交に政治にと奮闘する中で貴族達と火花を散らせることも。そんな中、隣国の侵攻を受けて出征することになったセルミアーネだが、実はその裏には、二人を陥れたい何者かの陰謀が渦巻いていてー!?
フィオナへの王位譲渡が突然言い渡され、騒然となるレムリア国。情報集めに奔走するアイリスだったが、なかなかその真意は掴めずにいた。そこでアイリスはフィオナの即位を第一に考え、アルヴィン王子との協力を決意。魔族との取り引きやリゼルとの外交など、フィオナに功績を残そうと山積みの課題に立ち向かうアイリス。一方、アルヴィン王子は別の思惑で行動しているようで…?そして明かされる衝撃の事実に、アイリスは人生最大の窮地に陥るー。転生賢姫が笑う日は来るのか。最終第5巻、堂々完結!
仲間が次々と命を落とす中、一人生き残り魔王を倒した聖女レティシア。失ったものの前で絶望しかけていたとき、大正時代の日本という国に召喚される。「また私、戦うために呼ばれたんだ…」ところが召喚したかったのは隣にいる黒髪の女の子で、自分は巻き込まれただけらしい!軍の女中として働き始め、憧れだった普通の暮らしを手に入れたレティシア。このまま聖女であることを隠して生きていくつもりだったが、特務第八大隊の副隊長・伊織と触れ合ううち、その心にも変化が訪れー。妖魔が蔓延る大正の世界に降り立った、異世界聖女の浪漫奇譚!
セシアは怠惰なお嬢様の替え玉として学園に通う、子爵家の下働き。無事に卒業できれば一生暮らしていけるだけの報酬が待っているとあって、学園では令嬢達のぬるいイジメをかわし、屋敷ではこき使われる生活を送っていたが、卒業直前になって報酬がゼロになる罠にハマってしまう。絶対に仕返ししてやるとセシアが息巻いていると突然「仕返しをするなら手伝うぞ」と面識もない第二王子様が現れて!?徹底抗戦を信条とするド根性ヒロインと、国のために命をかける悪童王子の、一筋縄ではいかないガチンコ恋物語!
私はエルフのリンスィール。エルフ界一の食通である!城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引き、夜な夜な奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は『ラメン』。それは一口食えば、天にも昇る味である!私はあっという間に『ラメン』の虜となり、毎晩、その男を待ちわびていた。しかし、『友』と呼べるほど仲良くなった男は、ある夜を境に、私の前から姿を消してしまった。それから二十年、私は『ラメン』を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。ああ…愛しの『ラメン』よ、もう二度と、あの味には出会えないのだろうか…?第10回ネット小説大賞受賞作。
「キオニス連邦王国との戦争をいたしましょう」唐突に旅団長室に現れたリトレイユ公は、にこやかに微笑みながら言った。初の実戦を無事終えた第六特務旅団だったが、すぐに次の戦場へと向かうことになる。そして交易都市ジャラクード近郊の平原で行われた会戦では、ジヒトベルグ公が戦死するという歴史的敗北を喫した。そして、リトレイユ公の陰謀が徐々に明らかになる。
ポエミーかつ超絶チートなスキルは、この世界を管理する側の存在『アドミニストレータ』となる公平を補佐するものだと明かされた!そして『アドミニストレータ』の宿命は世界を歪める『邪悪なる思念』との最終決戦に勝つこと!?戦いに向け“決戦スキル”保持者と出会っていく公平だが『邪悪なる思念』は、そんなことおかまいなしに突如出現!なんとか一撃を見舞ったもののそこにはS級モンスター・ドラゴンが…ぼっち公平、初の対ドラゴン共同戦線はどうなるー!?
男爵家の長女・ルビナは、病気で父を亡くして間もなく婚約破棄された。相手の男は、超絶美少女なルビナの妹と結婚することにしたらしい。そんな二人から家を追い出されそうになっているまさにそのとき、以前怪我をして倒れていたところを助けた騎士・クレスが豪華な馬車で現れた。行くあてもなかったルビナは、クレスのもとで使用人として働けることに。だけどこの騎士様、見た目はワイルドでたくましいのに、表情や仕草がなんだか大型犬みたいで可愛い…。そんなクレスに、ルビナは少しずつ惹かれ始めて…!?
アイリスの魂は何度も巻き戻り転生していて、そのことにはどうやら故国に残してきた妹・ジゼルも関係しているらしい。その事実と共に妹に迫る危機を知ったアイリスは、建設中の町を視察する名目でジゼル達と落ち合う。そこにはもちろんアルヴィン王子やフィオナもついてきて、面会の場は必然的に外交の場に。アイリスが関わると想像以上に事が大きくなってしまうとさしもの王子も呆れ気味。挙句の果てには魔族も現れ、彼らの王・ディアロスがアイリスに興味を持ち始めて…!?
任務に失敗した暗殺者が転生したのは、公爵令嬢のセレナ。「私は元暗殺者。なりすますなんて簡単だ」そう思っていたセレナだが、頭がお花畑な母親や、彼女を蹴落とそうと周りを欺く義妹との感覚のズレにいら立ち、生きづらさを感じていた。周囲からの嫌がらせを痛烈にかわしながらも、その冷徹さゆえに疎まれ孤立するセレナは、義妹と第二王子の婚約を知り、ついに家出を決意する。しかしそこに、第一王子のエヴァンが現れてー!?愛を知らない冷血な元暗殺者は、怯むことなく貴族社会を突き進む!
入学式当日、昇降口で自分のクラスを確認していた陽斗は、厳しさと気品を兼ね備えた美少女、四条院穂乃香と出会う。『僕、多分育ちはあまり良くないですし、あまりものを知らないんですけど、あ、でも、僕はこの学校で沢山友達を作りたいです』仔犬のような見た目と素直な性格に穂乃香だけでなく、他の女子生徒たちも次第に陽斗から目が離せなくなる。生徒会長の錦小路琴乃から直々に生徒会へ勧誘!?料理部では陽斗の取り合い!?憧れ続けていた高校生活が今、スタートした。
大波乱のイベントを無事乗り越えた佐藤愛は、一つ気になったことがある。イベント会場で目にした、あのキラキラ輝いて見えた世界はなんなのだろうか。なぜ、夢を持っている人の目には、こんなにも力があるのだろう。「ねぇ、ケンちゃん。夢ってさ、どうやって見つければいいのかな?」夢破れ、生きがいをなくした全ての人たちへ。明日がちょっとだけ笑顔になれるお話です。
世界各地にダンジョンがある現代「大ダンジョン時代」。陰キャ高校生の俺・山形公平は突如“探査者”として目覚めた…と思ったら、やたらポエミーな称号とスキルが次々発動!しかも能力が10倍?いや1000倍?とバグった超絶チート。さらにエリート探査者のお姉さんが「あなたはこの世界の救世主となる人です」とかグイグイくるんですけど!これで世界の『邪悪なる思念』と戦うのが使命とか、何それ怖ぁ!!