出版社 : 主婦と生活社
侯爵令嬢でありながらワケあって田舎の領地で育ったラルフシーヌは、ずば抜けた運動能力と負けず嫌いな性格で、狩人としても村の子供達の親分としても名を轟かす「野人令嬢」である。13歳となり、貴族の義務としてしぶしぶ参加した帝宮でのお披露目式でも暴れ回ったことで、騎士・セルミアーネに見初められ、帝都に嫁入りする羽目に。しかし貧乏騎士だったはずの彼は、実は現皇帝の隠し子でー!?
田舎の“野人令嬢”と“貧乏騎士”から一転帝国の皇太子妃と皇太子となったラルフシーヌとセルミアーネ。突然の皇族入りだけに敵は多く、儀式に外交に政治にと奮闘する中で貴族達と火花を散らせることも。そんな中、隣国の侵攻を受けて出征することになったセルミアーネだが、実はその裏には、二人を陥れたい何者かの陰謀が渦巻いていてー!?
フィオナへの王位譲渡が突然言い渡され、騒然となるレムリア国。 情報集めに奔走するアイリスだったが、なかなかその真意は?めずにいた。そこでアイリスはフィオナの即位を第一に考え、アルヴィン王子との協力を決意。魔族との取り引きやリゼルとの外交など、フィオナに功績を残そうと山積みの課題に立ち向かうアイリス。一方、アルヴィン王子は別の思惑で行動しているようで……? そして明かされる衝撃の事実に、アイリスは人生最大の窮地に陥る── 転生賢姫が笑う日は来るのか。最終第5巻、堂々完結!
仲間が次々と命を落とす中、一人生き残り魔王を倒した聖女レティシア。失ったものの前で絶望しかけていたとき、大正時代の日本という国に召喚される。「また私、戦うために呼ばれたんだ…」ところが召喚したかったのは隣にいる黒髪の女の子で、自分は巻き込まれただけらしい!軍の女中として働き始め、憧れだった普通の暮らしを手に入れたレティシア。このまま聖女であることを隠して生きていくつもりだったが、特務第八大隊の副隊長・伊織と触れ合ううち、その心にも変化が訪れー。妖魔が蔓延る大正の世界に降り立った、異世界聖女の浪漫奇譚!
セシアは怠惰なお嬢様の替え玉として学園に通う、子爵家の下働き。無事に卒業できれば一生暮らしていけるだけの報酬が待っているとあって、学園では令嬢達のぬるいイジメをかわし、屋敷ではこき使われる生活を送っていたが、卒業直前になって報酬がゼロになる罠にハマってしまう。絶対に仕返ししてやるとセシアが息巻いていると突然「仕返しをするなら手伝うぞ」と面識もない第二王子様が現れて!?徹底抗戦を信条とするド根性ヒロインと、国のために命をかける悪童王子の、一筋縄ではいかないガチンコ恋物語!
私はエルフのリンスィール。エルフ界一の食通である!城下町ファーレンハイトに、不思議な車を引き、夜な夜な奇妙な料理をふるまう男が現れた。料理の名前は『ラメン』。それは一口食えば、天にも昇る味である!私はあっという間に『ラメン』の虜となり、毎晩、その男を待ちわびていた。しかし、『友』と呼べるほど仲良くなった男は、ある夜を境に、私の前から姿を消してしまった。それから二十年、私は『ラメン』を味わいたくて、同じ街角に立ち尽くしている。ああ…愛しの『ラメン』よ、もう二度と、あの味には出会えないのだろうか…?第10回ネット小説大賞受賞作。
「キオニス連邦王国との戦争をいたしましょう」唐突に旅団長室に現れたリトレイユ公は、にこやかに微笑みながら言った。初の実戦を無事終えた第六特務旅団だったが、すぐに次の戦場へと向かうことになる。そして交易都市ジャラクード近郊の平原で行われた会戦では、ジヒトベルグ公が戦死するという歴史的敗北を喫した。そして、リトレイユ公の陰謀が徐々に明らかになる。
ポエミーかつ超絶チートなスキルは、この世界を管理する側の存在『アドミニストレータ』となる公平を補佐するものだと明かされた!そして『アドミニストレータ』の宿命は世界を歪める『邪悪なる思念』との最終決戦に勝つこと!?戦いに向け“決戦スキル”保持者と出会っていく公平だが『邪悪なる思念』は、そんなことおかまいなしに突如出現!なんとか一撃を見舞ったもののそこにはS級モンスター・ドラゴンが…ぼっち公平、初の対ドラゴン共同戦線はどうなるー!?
男爵家の長女・ルビナは、病気で父を亡くして間もなく婚約破棄された。相手の男は、超絶美少女なルビナの妹と結婚することにしたらしい。そんな二人から家を追い出されそうになっているまさにそのとき、以前怪我をして倒れていたところを助けた騎士・クレスが豪華な馬車で現れた。行くあてもなかったルビナは、クレスのもとで使用人として働けることに。だけどこの騎士様、見た目はワイルドでたくましいのに、表情や仕草がなんだか大型犬みたいで可愛い…。そんなクレスに、ルビナは少しずつ惹かれ始めて…!?
アイリスの魂は何度も巻き戻り転生していて、そのことにはどうやら故国に残してきた妹・ジゼルも関係しているらしい。その事実と共に妹に迫る危機を知ったアイリスは、建設中の町を視察する名目でジゼル達と落ち合う。そこにはもちろんアルヴィン王子やフィオナもついてきて、面会の場は必然的に外交の場に。アイリスが関わると想像以上に事が大きくなってしまうとさしもの王子も呆れ気味。挙句の果てには魔族も現れ、彼らの王・ディアロスがアイリスに興味を持ち始めて…!?
任務に失敗した暗殺者が転生したのは、公爵令嬢のセレナ。「私は元暗殺者。なりすますなんて簡単だ」そう思っていたセレナだが、頭がお花畑な母親や、彼女を蹴落とそうと周りを欺く義妹との感覚のズレにいら立ち、生きづらさを感じていた。周囲からの嫌がらせを痛烈にかわしながらも、その冷徹さゆえに疎まれ孤立するセレナは、義妹と第二王子の婚約を知り、ついに家出を決意する。しかしそこに、第一王子のエヴァンが現れてー!?愛を知らない冷血な元暗殺者は、怯むことなく貴族社会を突き進む!
入学式当日、昇降口で自分のクラスを確認していた陽斗は、厳しさと気品を兼ね備えた美少女、四条院穂乃香と出会う。『僕、多分育ちはあまり良くないですし、あまりものを知らないんですけど、あ、でも、僕はこの学校で沢山友達を作りたいです』仔犬のような見た目と素直な性格に穂乃香だけでなく、他の女子生徒たちも次第に陽斗から目が離せなくなる。生徒会長の錦小路琴乃から直々に生徒会へ勧誘!?料理部では陽斗の取り合い!?憧れ続けていた高校生活が今、スタートした。
大波乱のイベントを無事乗り越えた佐藤愛は、一つ気になったことがある。イベント会場で目にした、あのキラキラ輝いて見えた世界はなんなのだろうか。なぜ、夢を持っている人の目には、こんなにも力があるのだろう。「ねぇ、ケンちゃん。夢ってさ、どうやって見つければいいのかな?」夢破れ、生きがいをなくした全ての人たちへ。明日がちょっとだけ笑顔になれるお話です。
世界各地にダンジョンがある現代「大ダンジョン時代」。陰キャ高校生の俺・山形公平は突如“探査者”として目覚めた…と思ったら、やたらポエミーな称号とスキルが次々発動!しかも能力が10倍?いや1000倍?とバグった超絶チート。さらにエリート探査者のお姉さんが「あなたはこの世界の救世主となる人です」とかグイグイくるんですけど!これで世界の『邪悪なる思念』と戦うのが使命とか、何それ怖ぁ!!
王子たちとお見合いするため、隣国からフロレンシア姫がやってきた。一旦アランが婚約者候補となるものの、サイラスも無関係とはいかず、婚約が内定しただけのオリヴィアは落ち着かない。アランとフロレンシア姫の婚姻を阻止したい王からは二人の仲を邪魔するように言われ、とりあえず姫とその護衛騎士・レギオンを観察するうちに、オリヴィアはあることに気がつく。この違和感を紐解くことは、果たしていいことなのか。より多くの人が幸せになる解を求めて、オリヴィアが奮闘する第二感。
皇太子・桂光の妃選びのため、国中から姫が集まる花宮。大貴族の娘・水蓮も花宮入りせんと旅立つ日、蘇ったのは前線の記憶。ここって前世で大好きだったラノベの世界では?しかも私、最後に処刑される悪役姫に転生してる!逃げ出したい水蓮だったが、最推しキャラである桂光の姿を目にして人生最大の衝撃を受ける。「推しの瞳に私が映っている、…だと!」破滅フラグを回避しながら目立たぬように推し活に専念しようと決めるが、その結果なぜか桂光の興味を引いてしまい!?
念願だったクライドと結婚することができたカレン。穏やかで平和な日常がずっと続けばいい…。そう思っていた矢先、精霊姫の力がバレたのか、カレンは精霊騎士達に精霊宮へ連れさられてしまう。もう一人の精霊姫セシリアと共に、異世界の住民を料理でもてなす儀式の手伝いをすることになったが、手に入れる食材は聖なるキノコ?しかも試練をクリアできないと手に入らない?『勇気』、『誇り』、『愛』3つの試練に立ち向かい、カレンは再び精霊宮を目指す。
ドゥーウェとトオン、ハピネと祭我、ステンドと右京。アルカナ王国では三組合同の華々しい結婚式が行われようとしていた。異世界転移者たちのおかげで大国へと及成長するアルカナに、周辺諸国は複雑な思いを抱く。畏怖、憧憬、反感、焦燥…その眩いばかりの繁栄に嫉妬の影も色濃くなり、ついには近隣国の王子からトオンへの差別的な発言が飛び出す。そんな侮蔑、絶対に許さない。即座に動いたのは、ソペードの若き当主だったー。野卑と思われようと、下劣と思われようと、この状況をお上品にまとめようとする男になる気はない。
魔物討伐前線の唯一の聖女として働くモニカはその聖女力の強さから王太子の婚約者に選ばれた。しかし彼女の力は、かけられた者が発情してしまうという厄介なオマケ付き。それを知った王太子は「発情聖女!」と罵り婚約破棄、国中に発情聖女の報が飛び交う。途方にくれるモニカに声をかけたのは、前線仲間のリチャードだった。「僕の国に来ない?兄貴夫婦が不妊で、聖女さんが必要なんだ」…モニカはまだ気づいていない。彼が皇弟であることを。そして兄貴夫婦とはもちろんー!