2022年1月発売
「死はわたしの望むところだ。私は“死にたがり”なのだから」あまりにも無駄な戦争の、絶望的な敗勢の中で、とある事情から「死ぬため」に戦闘機乗りになった少女コロウ。配属されたのは、「死なさずの男」カノーが率いる国内随一の精鋭部隊だった。圧倒的な戦力差で襲いくる敵爆撃機。危険を顧みない飛び方を繰り返すコロウを、仲間たちは「生」につなぎとめる。彼らの技術を吸収し、パイロットとして成長していく彼女はいつしか“大空の君”として祭りあげられるほどにーあるべき“終わり”のために戦う戦闘機乗りたちを書き記す、空戦ファンタジー開幕!第13回GA文庫大賞銀賞受賞。
自堕落な一人暮らし生活を送る高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。関わるはずのなかった隣人同士、ふとしたきっかけから、いつしか食事をともにするようになっていた。ぶっきらぼうななかに、細やかな気遣いを見せる周と、よそ行きの仮面でない、自然な笑みを浮かべられるようになった真昼。惹かれ合っていく二人の過去といま、そして彼らを取り巻く折々を描く書き下ろし短編集。これは、甘くて焦れったい、恋の物語ー。
修学旅行中、翠との一件で自分の気持ちに気づいた明照。しかし、まだまだ修学旅行は終わらない!真白決死の猛攻開始。自由行動日、真白に“最後のデート”に誘われた明照は天地堂エターナルランドに向かう。そこで待っていたのは、彩羽の母・乙羽による無駄に盛大な“おもてなし”だった!そしてー「「なんでここに!?」」まさかの(?)彩羽合流!会えない時間で溜まりに溜まった彩羽の恋心がウザ絡みとなって明照を襲う!「私が上だってことを、センパイにはわからせてあげないとなんで☆」テーマパークで絶体絶命!?恋心がジェットコースターないちゃウザ青春ラブコメ第9弾☆
後輩の小栗がタイムリープしていた。その事実を知らされた文化祭、七哉と透花は出会えず、それ以来、互いに気まずい思いをしていた。「もしかして、アンタたち、もう付き合ってるとか!?」「ふふ、ご想像にお任せしますよ」そんな中、小栗の策略と琵琶子の勘違いにより七哉と小栗が付き合っているという噂が透花に届く。動揺でポンコツ化する透花は数々の騒動を引き起こす。そして透花は七哉のことも避け続けていた。透花をなんとかするため七哉と琵琶子はクリスマスパーティーに透花を招待するが…。徳山銀次郎×よむが贈る、両片思いラブコメディ第4弾!
長き歴史を誇る国「夭仙郷」。だが、その皇帝は気力を失い、丞相の専横によって王権は衰え、姫であるアイラン・リンズは丞相と結婚させられることが決まっていた。このままでは国が丞相に乗っ取られてしまう。追い詰められたリンズは、コマリに助けを求めるのだった。「結婚してほしいの」「はぁぁぁぁ!?!?!?!?!?」丞相と対決して結婚を阻止してほしいというのだ。ほかに頼るべき味方のいないリンズを救うため、コマリは夭仙郷へと乗り込んでいく。だが、丞相の専横の裏では、さらに恐るべき陰謀が進行していた…。国を、姫を救うため、コマリが神秘の夭仙郷を駆け抜ける!第11回GA文庫大賞優秀賞。
門の向こうは未知の世界ー迷界ー。ある界相は燃え盛る火の山。ある界相は生い茂る密林。神秘の巨竜が支配するそこに数多の冒険者たちが挑むが、生きて帰れるかは運次第ー。そんな迷界で生存困難になった者を救うスペシャリストがいた。彼の名は「救助屋」のユーリ。「金はもってんのかって聞いてんの。救助ってのは命がけだぜ?」一癖も二癖もある彼の下にやってきた少女・アウラは、迷界に向かった親友を救ってほしいと依頼する。「私も連れて行ってください!」目指すは迷界の深部『ロゴスニア』。危険に満ちた旅路で二人が目にするものとは!?心躍る冒険譚が開幕!第13回GA文庫大賞金賞受賞。
19歳の若さで日本最高峰の重賞競走・日本ダービーを制した風早颯太。しかしそんな栄光も今は昔。勝てなくなり、ブービージョッキーと揶揄される颯太の前に現れたのはー「この子に乗ってくれませんか?」可憐なサラブレッドを連れた、超セレブなお姉さんだった!?「わたしが下半身を管理します!」「トレーニングの話ですよね!?」美女馬主・美作聖来&外見はお姫様なのに中身は怪獣の超良血馬・セイライッシキ。ふたりのセイラに翻弄されながらも、若き騎手は見失っていた情熱を取り戻していく。「あなたのために勝ってみせます」萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ。各馬一斉にスタート!第13回GA文庫大賞銀賞。
才色兼備で人望が厚く、クラスの相談事が集まる深山葵には一つだけ弱点がある。それは恋が苦手なこと。そんな彼女だったが、同級生にして自称恋愛カウンセラー佐藤孝幸との出会いで、気持ちを変化させていく。「俺には、他人の恋心を消す力があるんだよ」叶わぬ気持ち、曲がってしまった想い、未熟な恋。その『特別』な力で恋愛相談を解決していく彼との新鮮な日々は、葵の中にある小さな気持ちを静かにゆっくり変えていきー。「私たち、パートナーになろうよ?」そんな中、孝幸が抱えてきた秘密が明かされるー。「俺は、生まれてから一度も、誰かに恋愛感情を抱いたことが無いんだ」これは恋が苦手な二人が歩む、恋を知るまでの不思議な恋物語。第13回GA文庫大賞銀賞。
「この帝位争奪戦を終わらせます」兄皇子達の失点を好機と捉え、一気に勝負を仕掛ける帝国皇女ロウェルミナ。しかし兄皇子の陣営には帝国士官学校時代の友人、グレンとストラングの姿があり、彼らもまた起死回生に打って出ようと試みる。かくして政略と戦略が入り乱れ、各陣営が削り合う中、それに呼応してレベティア教と東レベティア教も動き出し、更にはウェインも舞台に介入すべく帝国へと踏み入ることで、いよいよ大陸東部の混迷は頂点を迎える。ただ一つの至高の座に就くのは、果たして誰になるのか。吹き荒れる戦乱の嵐。大陸の歴史を左右する転換点となる第十一弾!
3月。日南の誕生日が近づいていた。泉の発案で、USJでの思い出旅行とサプライズパーティが企画される。チーム分けしてプレゼントを用意し、“一番日南を喜ばせたチーム”が勝ちという主旨だ。俺は菊池さんと水沢の3人で、日南の好きなレトロゲームを再現することを考えるがー。あの日、突きつけた真実。終わりを迎えた共闘関係。たとえ、日南の操るキャラクターじゃなくなったとしても。それでも、俺は…あいつを、日南葵をあきらめたくなかったから。人生攻略ラブコメ、第10巻。待望の新章開幕!!!
衝撃的な一学期が終わり、咲馬たちは夏休みに突入する。いつもと少し違う、だけど何気ない日常の最中に、ふと頭をよぎる『あの出来事』。汐と向き合わなければならない、そう思う咲馬だが、今は目を逸らすことしかできずにいた。そんな夏休みのある日。咲馬は、汐と夏希の三人で水族館へ行くことになる。三人は『あの出来事』には触れず、楽しい時間を過ごそうとするのだが…。そして二学期ーそれぞれの想いを胸に秘めたまま、文化祭の準備が始まる。慌ただしい学校生活を送るなか、三人の関係は刻々と変化しつつあった。
「あたし…やっぱりripqleを再結成したい」裏接待問題の一部を暴いたことによって、麗の目標は再び杏樹とのペアユニット再開へと向かい出す。「マネージャーのマネージャー」として真央のアシスタント業務を請け負うこととなった優羽。麗のマネジメントで手一杯な真央の代わりに、杏樹の再スタートのための足掛かりを、優羽は少しずつ探り出す。杏樹を追い詰めた諸悪の根源は取り除かれ、彼女は麗の元へ戻ってくるのかと思われたが…。“瀬在麗”というアイドルの闘いであった『伝説のライブ』のその後、もう一人の少女の闘いがー始まる。
ある日、異世界へ転移した会社員、基紀多諏玖。だが彼は、そこでは物体を素材化し、なんでも手作りできる超便利な「スキル」を使えることを発見。道具や小屋はもちろん、さらに緑の畑や広〜いお風呂まで…タスクはしがらみのない広大な異世界に「マイ領地」を作り、自由で幸せな異世界生活を切りひらいていく。そんな彼のもとに、頼れる猫人族のアイラ、ギャル系黒エルフのベル、食いしん坊ハイエルフのエリーゼら、個性的な仲間も集まって…!?早くもコミカライズ決定の「HJ小説大賞2020後期」受賞作!
かつて自分を欺き、命を狙ったダークエルフのシオンに復讐を果たすため、ダークエルフの国に潜入したライト。シオンはそこで、常軌を逸した生体実験を繰り返していた。事故により異界と繋がり、ダンジョンと化したシオンの実験場の奥底に挑むライトたちだが、現代最強の冒険者と称されるダークエルフのユド率いるパーティー『孤島の剣』も同時にそのダンジョンに潜入していた。それぞれ異なる目的で進むライトと『孤島の剣』。彼らを待ち受けるのは実験中の事故によって異界より現れ、シオンと融合した「魂を支配する存在」ソウルドラゴンだった!最強“ガチャ”ファンタジー、最強と狂気が交差する第3巻!!
国王から下された勅命は、家族の仇を護ることー炎槌騎士団を退けた実力を買われたマリナとエリザは、講和のため王国へやってくる帝国皇帝の護衛の任に就く。民草の安寧のため帝国に家族を殺された哀しみを抑えるエリザと、主人を支えるマリナ。しかし無情にも刺客の罠は主従を引き離す。襲い来る、首なし騎士、複体幻魔、そして自身の過去。マリナは囚われた異空間で独り皇帝を護り、エリザは二人を救うべく翼人の少女・ペトリナと行動を共にする。嵐を乗り越え刺客の正体を知った時、マリナとエリザは一つの選択を迫られる。異色の武装メイドアクション第二弾。ここに開幕!
陰キャな俺に初めての彼女が出来た。相手は圧倒的な美貌とクールな性格から『氷の女帝』と呼ばれる、カーストトップのリア充・星乃栞だ。意外にもアニメ好きでオタクな彼女は、実は男性恐怖症で俺だけとしか上手く喋れない。そんな彼女と陰キャな俺は一歩ずつ成長しながら仲睦まじく過ごしていてーーそんな俺の様子に義妹の愛歌が気付いた。子供っぽくて『そういう対象ではない』愛歌が急に甘えてくるようになり…「-大丈夫だよ。妹が甘えるのは浮気に入らないから…」一線を越えようと誘惑する愛歌は、別人のように妖艶でー美しい彼女がいながら可憐な義妹と浮気する背徳ラブコメ。
帝都で“星落”のラヴィーナと激突した“育成者”ハルは、女神教の魔の手が帝国全土に及んでいることに気づく。魔神の復活を目論む黒外套たちと、『勇者』を狙う女神教。二つの宿敵が次に向かったのはー帝国よりはるか南、南方大陸!「貴殿の目的は別にあるのだろうー“黒き旅人”殿?」南方では病に倒れた英雄、“四剣四槍”ルゼと出会いー「-私の全ては、主様の物でございます」「吾輩、血が滾るのであるっ!!」「今日一番ついてないのはあんた達っすよ」レベッカの個性豊かな姉、兄弟子も続々登場し!?歴史と大陸を超えて、“育成者”伝説は最高潮!