2026年1月発売
大教会で起きた神子候補殺人事件を見事解決へと導いたクロエは、その行動力や胆力を買われ、祝福を持つ少女モニクとともに次代の神子へ選出されることとなった。 再び王都へ向かったクロエは、“予測の神子”と呼ばれた先代神子アドルファから教育を受けることに。通常業務と並行して自身のお披露目会の準備も行うクロエに、アドルファは一つの難題を課す。 「お披露目会の当日は、晴れにしてください」 その会場は王都ではなく、なんと雨期真っただ中の湖畔都市。そんな悪条件の中で、クロエが調査の末に辿り着いた答えとはーー。
罪の花が見え気味悪がられた咲菜は家を追われ、今では御曹司・旬の婚約者として愛される日々。 ところが実父に攫われ、異能者が集う里へ閉じ込められてしまう。 そこへ旬が助けに潜入するが、SPに見まごうような姿で!? 口調もまるで執事の様子に心がほぐれた咲菜は、捕らえられた空間ながらも旬と親密な時間を過ごした。 けれど咲菜の新たな婚約者が現れ、また旬が里で働くお付きの少女と打ち解け睦まじい様子を見て、咲菜は心は気が気でなくてーー。 異能の里でも罪の花は咲き乱れるーー愛と憎しみの第二巻! 第一章 過去とのかかわり 第二章 咲菜の決意 第三章 挑むべき試練 第四章 受け入れられない思い 第五章 呪いの果て
両親を失い、病弱な弟とともに叔父のもとで女中として蔑まれる少女・浅。 負けん気の強さで揉め事に巻き込まれ、叔父に打ち捨てられそうになったところ、鬼を名乗る男・緋色から「その血と引き換えに、お前の下僕になってやる」と契約を持ち掛けられた。 叔父のもとから弟を助け出したい一心の浅は契りを結び、緋色に首筋を咬まれると、不思議な高ぶりに包まれて意識を手放したーー。 「下僕ならわたしのこと守ってよ」 「お嬢の仰せのままに」 鬼と主従関係を結んだ浅だったが、それは実は花嫁となる契約でーー。 序 壱 弐 参 肆 伍 跋
無実の罪で処刑されたコライユ王国の聖女ジゼル。 その魂は隣国の皇女アンジェラに生まれ変わり、三人の兄たちに溺愛され育つ。 だが15歳になる頃、コライユの国王が降嫁を要求! しかもそれを伝えに来たのは、前世で唯一彼女を信じた少年ーー今や王弟となったリオネルで!? 自分を処刑した相手に嫁ぐくらいなら「私はあなたに嫁ぎます!」と宣言するが……?
森の女王クシャナの願いを叶えたアリシアに、デュークから「メルビン国で待つ」と伝言が届く。 「デューク様に頼られている!!」と喜び勇んでメルビン国へ向かったアリシアは、そこでデュークの母の死の真相を聞かされる。 そのうえで改めて国交を復活させたい、と告げられたアリシアは、デュークの力になるべく、まずは女だらけの離宮の掌握に動くが!?
幼馴染「本命相手との前に…、私でえっちの練習しない?」 主人公「(俺の本命はお前だが!?)」 「十年以上も主人公を想い続けていた幼馴染が、ぽっと出の転校生に負けるなんておかしいでしょ!」 姫宮愛歌は、主人公ーー奏汰と人生の大半を共に過ごしてきた幼馴染。 ところがある日、見た目が正ヒロインそのものな黒髪美少女転校生が、奏汰に急接近してきてーー!? なりふり構っちゃいられない。 はたから見たらおしどり夫婦そのもの、に(頑張って)見せかけてはいるものの、実は恋人同士ですらない状況。 やることだってまだ何にもやってない。やれていない。 転校生は奏汰と“運命の出会い”を果たしており、恋人募集中ときたもんだ。 このままだと、幼馴染(愛歌)は負けヒロインとして、当然居場所が奪われる。だったらーー。 「こんなこと私以外としちゃダメよ?」 「付き合う練習」と称して、既成事実を積み上げる! 自称負けヒロインがおくる、“勝利確定済み”ラブコメディ!
クロエとの生活にも慣れてきた頃、幼馴染の香澄は憔悴していた。香澄との仲を疑われていた俺がクロエと接近したことで、香澄への告白ラッシュが始まったらしい。香澄の平穏を守るためーー疑似カップル生活開始!?
異端の浪人・時代己道は傷つく少女のため天才剣士・沖田総司と剣を交え、その命を散らす。だがその少女ーーエルフのメスティーの身を賭した魔術により蘇生された己道は、共に幕末という時代と向き合うことになる。
冒険者ギルドからの依頼や王城魔導具師との意見交換など、日々忙しく過ごす魔導具師のダリヤ。 誕生日も魔導具制作に勤しむ彼女の元に、贈り物を携えたヴォルフが訪れる。そこでグイードの妻ローザリアが自分を招いていると聞き、スカルファロット家を訪れることに。ダリヤは初めての本邸に緊張しながらも、温かい歓迎を受ける。 しかし、グイード夫妻との挨拶の直前、突如現れた氷の壁に道を塞がれーー。 「ヴォルフレードのフリをするなど許しません!」 ローザリアからの突然の敵意に困惑するダリヤとヴォルフ。誤解の原因は彼女の抱える秘密と『妖精結晶の眼鏡』にあるようで……!? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、人の想いにふれる第十三弾、開幕!
冒険者ギルドからの依頼や王城魔導具師との意見交換など、日々忙しく過ごす魔導具師のダリヤ。 誕生日も魔導具制作に勤しむ彼女の元に、贈り物を携えたヴォルフが訪れる。そこでグイードの妻ローザリアが自分を招いていると聞き、スカルファロット家を訪れることに。ダリヤは初めての本邸に緊張しながらも、温かい歓迎を受ける。 しかし、グイード夫妻との挨拶の直前、突如現れた氷の壁に道を塞がれーー。 「ヴォルフレードのフリをするなど許しません!」 ローザリアからの突然の敵意に困惑するダリヤとヴォルフ。誤解の原因は彼女の抱える秘密と『妖精結晶の眼鏡』にあるようで……!? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、人の想いにふれる第十三弾、開幕! 小説13巻に、「甘岸久弥書き下ろし短編」「公式4コマ『まどダリ』」「キャラクターデザイン」などを収録した、豪華フルカラー小冊子付き特装版!
イラストサークルに所属する大学生・雛菊にはどうしても欲しいものがあった。手段を選ばず欲しいものを手に入れようとした結果、それは少しずつ雛菊に近づいてくれて。でも、雛菊の心は全く満たされそうになくてーー
大山羊エリザベスのミルクチョコなど新商品を手にボナス一行は再び街へ。街では鬼族ギゼラ、ザムザと意気投合。そして傭兵マリーから「黒狼の大群の討伐」協力依頼があり、ボナスは行くなら皆で……と決意を固める!
部屋の花を覗くように窓に張りつく、自殺した彼女の痕跡。やがて──。 人魚姫の<泡禍>事件から二ヶ月。一人残された海部野千恵を見舞いに、蒼衣は雪乃と離れ、再び海辺の町を訪れる。そこで起きていたのは自殺した琴里に絡む惨劇。琴里の死を悼み臣が持ち帰った白いユリは、ただ静かに風に揺れていた──。すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版・第5巻。 序章 はじまりの花 一章 遠い遠い御庭 二章 赤い赤い泉水 三章 昏い昏い童話 四章 淡い淡い撫子 五章 朱い朱い黒犬 間章 おわらない花 間章 おわれない花 六章 長い長い空位 七章 高い高い牢獄 八章 狭い狭い居室 九章 多い多い花入 十章 暗い暗い教会 終章 えいえんの花 『マリシャス・テイル』