制作・出演 : エディ・ゴメス
スティーブ・キューンがベース奏者の違いにより、味わいの異なるジャズの醍醐味を聴かせる実験的な2作品のうちの1枚。今作のベースはエディ・ゴメス。ホットで熱いフィーリングが覆う。
マイケル・ブレッカーが大いに気を吐く冒頭の「イボンヌ・テイクス・ア・バス」が圧巻。ドイツ人ピアニスト、ヨアヒム・キューンがNYで録音したリーダー作。80年代初頭の時代を反映したフュージョンであるが、マイケルの熱さと楽曲の良さで衰えぬ魅力。
同日発売の未発表セッションとともに甦った81年のキューンのハード・ドライヴィング・ジャズ。マイケル・ブレッカー至高の演奏はこのセッションに含まれ聴き続けられてきた。フュージョン全盛期を突き抜けモーダルな世界を雄飛する演奏は自由だ。★
チックが最もクリエイティヴィティに溢れていた70年代後半の名作。L.キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフに、チックならではのゴージャスで綿密なサウンドが展開されている。参加メンバーも豪華。
うねるようなベースのラインとトーンが70年代的雰囲気を醸し出すビル・エヴァンス・トリオのベーシストの初リーダー作。日本での録音で、ピアニストの本田竹曠はエヴァンスの代打というより、当時のギル・ゴールドスタイン風でエレピを弾いている。
LP時代に『カリフォルニア、ヒア・アイ・カム』のタイトルで発表されたライヴ・セッションを、LP未収録の曲を含めた全3セットで録音順に復元した完全版。これを聴くことで、当夜の模様を追体験できるのは、熱烈なエヴァンスのファンや研究家にはうれしい企画といえる。
NYの名門クラブで67年の夏の一夜に行なわれた3セット分の演奏を収録した2枚組。エディ・ゴメス、フィリー・ジョー・ジョーンズという名手のサポートを得て、伸びやかにピアノを演奏するこの作品は、品質を保ちつつジャズの楽しさをわかりやすく伝えている。
オノ・セイゲンがリマスターを担当する《スープリーム・サウンド・エディション》シリーズの1枚。“お城のエヴァンス”の名で知られるエヴァンスのヴァーヴ時代の代表作が高音質で楽しめる。
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キングレコード株式会社ベースにE・ゴメスを加え、ドラムのガッドとの名コンビネーションを得たことで、さらにグレイド・アップした演奏を聴かせる3作目。粋なアレンジに、各人の強力なソロが冴えるわたる名演だ。
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キングレコード株式会社デジタル・リズム・セクションがフィットするタイトル・ナンバー。映画の主題歌となった「ベッド・タイム・アイズ」他、有名ナンバー満載のアルバム。86年10月9〜10日ニューヨーク録音。
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キングレコード株式会社87年4月14〜19日に、中野サンプラザで行なわれた白熱のライヴの模様を収めたアルバム。タイトル・ナンバーをはじめとしたスタンダード曲は、スタジオ録音以上の迫力。