制作・出演 : マルタ・アルゲリッチ
制作・出演
アンドレアス・シュミット / キャスリーン・バトル / クラウディオ・アバド / フレデリカ・フォン・シュターデ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マルタ・アルゲリッチ / リヒャルト・シュトラウス / ルネ・フレミング / 安永徹バッハのそれぞれ性格の違う3つのチェロ・ソナタを収録している。2人の3枚目の共演アルバムで、マイスキーの歌ごころとアルゲリッチの深い表現力とが合致して、調和と緊張感にあふれた名演として高い評価を得た演奏を聴ける。
第1番は2種あるうちの最初の録音、第2番は3種のうちの2番目の録音。1986年度のレコード・アカデミー賞受賞盤で、際立つ個性の持ち主である2人ががっぷり組んだ名演として高い評価を得たアルバムである。
ともに南米出身の同世代のピアニストだが、フレイレはアルゲリッチと組んで改めて、その存在を鮮明にアピールした。これはそのうちの1枚で、2人の調和と緊張感が見事にバランスされた名盤として名高い。
ショパン生誕200年記念企画盤。2曲のピアノ協奏曲も収録された、ショパンの有名曲を一流演奏家で楽しめるアルバムだ。ジャケットはKAYO AIBAによる刺繍絵のかわいらしいもので、プレゼントにも最適。
マイスキーの2枚目のソロ・アルバムで、「アルペジオーネ・ソナタ」は最初の録音。歌心で聴かせるマイスキーの良さがよく出ている。さらにアルゲリッチの機敏な反応をみせた伴奏が、この録音の価値を高めている。
制作・出演
イザベル・ファン・クーレン / エレナ・バシュキローヴァ / ギドン・クレーメル / ゲオルク・ヘルトナーゲル / サン=サーンス / タベア・ツィマーマン / ネルソン・フレイレ / マルタ・アルゲリッチ / ミッシャ・マイスキーアルゲリッチ、フレイレ、クレーメルらが集った、楽しくも興味深いアルバム。サン=サーンスのユーモアと諧謔が、これほど見事に表現された例はあまりない。リドとメシュヴィッツの音楽物語も面白い。
EMIが擁するピアニストによるショパンのピアノ・アルバム。多くの人が一度は聴いたことのあるであろう超有名曲を、古今の一流ピアニストによる演奏で楽しめる。同内容の通常CDとHQCDを同梱し、音質の違いを確認できるアイテムだ。
ショパン・コンクール優勝直後に録音されながら、契約の関係で99年にようやくリリースされたという、いわくつきの音源。24歳のアルゲリッチの才気迸る演奏に圧倒されること必至。ファン必聴の一枚だ。
スキッと明晰、かつ計算づくのラヴェルの音楽。それと坂本龍一の音楽に、ある種の同一性を感じる人は多いかもしれない。そのラヴェルへの思い入れを坂本が、時に専門的に、時に音楽ファンのごとく語る。対談も選曲も演奏の選択も、ことごとく興味深い。
アルゲリッチ20〜30代初め頃のプロコフィエフとラヴェル。高揚感のある歯切れのよいリズムと叙情性を併せ持ち、スリリングがつロマンティックな世界を表現。アルゲリッチ不朽の名盤だ。
最高の音で楽しむために!
これを“老境”と言うのだろうか。二人の感情がぶつかり合うスパーク、2台のピアノが炸裂……、その実音楽はクールなのだ。だからシューベルト的優しさも、ラヴェル的音の綾も生き生き表現される。とてもザルツブルクでの一夜の楽しみに終わらせるのは忍びない。それを居ながらに追体験できる喜び。