音楽むすび | 制作・出演 : 少年ナイフ

現メンバーでは2枚目になる1年2ヵ月ぶりの通算15作目のアルバム。女性バンドならではの“たおやかさ”は魅力だし曲はカラフルなのだが、歳を重ねるにつれて激しくなっているのが凄い。グリーン・デイも顔負けなのだ。曲によって日本語と英語を使い分けている歌詞も、甘いようで毒気が十分。★

ベースのRitsukoが加入。オリジナル・ラインナップ以来のトリオ編成へと回帰したのと歩を合わせるように、シンプルなラウドさも復活。たどたどしい英語歌唱ももはや芸のうちで、メロディの完成度含め、案外PUFFYの先駆的存在だったのかも、という気も。

81年に結成され、日本はもとより米英で高い評価と人気を得たガールズ・ロック・バンド、少年ナイフのベスト・アルバム。メンバーによるアルバムからの自選サイドと、ミニ・アルバムやシングルから選曲されたレア・サイドの2枚組だ。

山野直子＆敦子の姉妹ユニットとなった少年ナイフの10thアルバム。パンクあり、ギター・ロックあり、ディスコあり、レイヴあり、モッズあり、ヘビメタありと、あらゆる音を独自の感覚で見事に料理。

ほぼすべてを山野直子＆敦子姉妹で演奏した、超シンプルにして最高に少年ナイフらしい2003年発表の11thアルバム。しかも、全曲日本語詞で、直子独自の視点がたっぷりと楽しめるのも魅力だ。