1995年12月発売
制作・出演
アルフレート・ペル / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / エーリヒ・クライバー / ヒルデ・レッセル=マイダン / ペーター・クライン / マリア・ライニング / リヒャルト・シュトラウス / ルートヴィヒ・ウェーバー発売元
ユニバーサルミュージック若手落語家の有望株だけのことはある。ちょうど、師匠の枝雀と同じネタ(素人浄瑠璃=寝床)をやっていて興味深く聴いたが、南光の個性がきっちりと伝わってくるはなしぶりで、おもしろく聴けた。欠点ももちろんあるが、この勢いを大事にしてほしいね。
ソロ・アーティストとしてもすでにすごい人気者だが、これがファースト・アルバム。自らの作曲は1曲のみだが、詞はすべて自分で書いている。ファンクなノリの、ハデなダンス音楽といっていいだろうか。セクシーでエキセントリックな雰囲気も漂っている。
既発表曲3曲からなるシングル。来日公演で70年代パンクのステージ・アクションを踏襲した部分が随所に窺えたが、タイトル曲にも後期ピストルズの影響が如実に現れている。ストックホルムでのライヴを2曲含み、ファンはやっぱり“買い”でしょう。
80年代UKニュー・ウェイヴ・シーンを沸せたスカ・バンド、日本のTV-CFでも人気のマッドネス。顔ともいえるヴォーカリスト、サッグスがソロ・デビュー。ビートルズのカヴァー(1)を含む、心地よい洗練されたスカ・サウンド。やっぱこの声、だね。
スモール・フェイセズの3人にJ・ベック・グループ出身のロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わった5人組が70年に発表したデビュー盤。後年の乗りは期待できないが、初期ならではの熱気があるし、特にロン・ウッドとロニー・レインの健闘が目立つ。
クアイアー・ボーイズなどに、その流れを垣間見ることができるが、その独特のノリは足元にも及ばない感じで、改めて凄かったと、昔のレコードを引っ張り出してきたくなるのが、このフェイセズだ。もちろん、ロン・ウッドも在籍していた71年の作品。
やけにバシャバシャ、トントンしたドラム。ブーミーなギター、やたら饒舌なピアノ&オルガン。しゃがれ声が歌いだすとバンドは急加速しブキミなノリはクライマックスへ。いなたくも最高のライヴ・バンド、フェイセズの72年作。絶対の凄み。名曲(5)収録。
ロニー・レイン脱退の契機となった彼ら最後のスタジオ録音盤。とはいえ、分裂寸前のバンドにありがちな多極化が幸いして、内容的には変化に富むものになった。とりわけ、ロッドのいた当時としては珍しいロン・ウッドのソロ・ヴォーカル(10)が聴きもの。