2003年2月発売
日本ツアーで好んで弾いた9曲に有名な自作曲(10)を加え、いずれも晩年のソロ演奏の未発表音源で構成された、故人を偲ぶに相応しい、しみじみと心にしみる作品。緩やかに和やかに情感豊かにこうしていつまでもいつまでも弾き続けてくれそうな気配すら漂わせている。
2002年、7年ぶりに再始動した2人組ユニット、accessの復活第2弾アルバム。浅倉大介らしいハイパーかつポップなナンバーが詰め込まれた力作だ。トランスはもちろん、ギターのリフがフックとなっている骨太なロック・チューンもあり、華やかな仕上がり。
ここで歌詞をすべて明かせば、おそらく作品の97%くらいは理解できるんだろうけど、スペース上の都合でそれはムリなので割愛。大ヒットを機にメジャーになっていくより、こうなりゃもっとマニアックに部長、本田、中川、日暮ヴァージョンと突っ走ってほしいもんでございやす。
70年代中期にはEL&Pと交流を持った、イタリアを代表するプログレ・グループの2枚組ライヴ盤。2002年5月、川崎のクラブチッタでの録音。ロマンティックな広がりあり。1日だけの録音を元にするものだが、演奏力が高くアラはない。原盤は伊ソニー。
10年におよぶ活動停止期間を挟み発表されたイタリアン・ロック大御所の97年復活作。フラヴィオ・プレーモリが16年ぶりに復帰した編成でホメロスの叙事詩に基づくコンセプト作品を展開する。サウンドはコンテンポラリーに洗練されているが、しっとりした泣きが随所にきらめく。
10年の沈黙を破って再始動したイタリアン・プログレの雄PFMの98年の復活ライヴ。ヴァイオリンや管楽器にジャズ・フレーバーと英国プログレとは一味違う面白さは健在だが、かなり聴きやすいアレンジになっている。「祭典の時」はいつ聴いても元気が出る!
70年代に“世界で最も有名なイタリアのバンド”という地位を獲得したプログレッシヴ・ロック・バンド、PFM。80年代後半以降は活動を休止していた彼らが97年に復活。復活第2弾アルバムとなる今作では、力強くスケールの大きなサウンドを聴かせてくれる。
兵庫県出身、男性シンガー・ソングライターのファースト・アルバム。99年に単身ロンドンへ渡り、約2年音楽活動を展開したという彼。その歌声とサウンドは、ほどよい空気感をはらんでいて心地よく広がっていく。日記風の率直な詞世界にもグッと来るものが。