出版社 : 郁朋社
師弟と朋友ー藤原惺窩とその弟子たちー師弟と朋友ー藤原惺窩とその弟子たちー
戦乱の時代、臨済禅の教えから離れ儒者として生きる道を選択した惺窩とその弟子竹田城主赤松広道や高瀬川を開削した角倉親子、そして門下生四天王の林羅山・那波活所・堀杏庵・松永尺五らの人物像を描き出す。
玉川上水傳 後編 -江戸を世界一の百万都市にした者たちー玉川上水傳 後編 -江戸を世界一の百万都市にした者たちー
玉川上水を作ったのは誰?定説は玉川兄弟。これに異論はない。だが兄弟だけが築造者ではない。兄弟の偉業の影に埋もれた名も無き築造者たちの姿を活写する。
激動の幕末 蘭癖が行く激動の幕末 蘭癖が行く
勅許なく「通商条約」を結んだ老中、堀田正睦の波乱の生涯を描く。佐倉藩の部屋住みながら儲服の君として阿蘭陀事情等を学び、やがて藩主として藩の財政を根本から改革し、天然痘の種痘接種を領内くまなく行った名君正睦が、いよいよ西洋通として幕政の舵を取る。
ひねくれ弥八ー本多正信外伝ーひねくれ弥八ー本多正信外伝ー
家康の懐刀、本多弥八郎正信の三河一揆と出奔後の放浪記。“黒衣の宰相”天海、“天下の総代官”大久保長安、徳川家を支えた三人の運命が交錯し、三方ヶ原の戦いへ向かう。“米の毒”の意味するものとは…弥八たちに決断を迫る。
高梨大乱ー上杉家を狂わせた親子の物語ー高梨大乱ー上杉家を狂わせた親子の物語ー
北信濃で一所懸命に領地を守り続けた高梨氏四代。上条上杉家を破り、武田信玄を二度までも撃退するも、やがて戦国の大波に呑まれ翻弄される…。
郵便集配人は二度銃を撃つ郵便集配人は二度銃を撃つ
日本で初めて拳銃を所持した職業はー郵便集配人だった!!明治のポストマンが遭遇する、汚職事件、ピストル強盗、人身売買…歴史上の人物も次々に登場し、混沌とした時代の光と闇を活写する!
玉川上水傳 前編 -江戸を世界一の百万都市にした者たちー玉川上水傳 前編 -江戸を世界一の百万都市にした者たちー
家光逝去に伴い十一歳で四代将軍となった幼君家綱。家綱を支える幕閣のひとり松平信綱は幼君の名を世に知らしめようと新たな上水を府内に引く政策をうち出す。だが幕府の財政は逼迫。金蔵の扉は開きそうもない。冴えわたる信綱の知恵と弁舌でその扉を開かせることができるのか。