小説むすび | 2024年12月発売

2024年12月発売

悪役好きの俺、推しキャラに転生3 〜ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件〜悪役好きの俺、推しキャラに転生3 〜ゲーム序盤に主人公に殺される推しに転生したので、俺だけ知ってるゲーム知識で破滅フラグを潰してたら悪役達の帝王になってた件〜

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年12月17日 発売

とあるゲームのやられ役にして最推しキャラ・ヴァイスに転生した、悪役好きの俺。  本来は敵となる妹・フィリスとの関係も修復し、またひとつ破滅フラグを回避した俺は、先の戦争で勝ち取った領地の視察に訪れていた。  そこに現れたのは、新たなる十二使徒ーー「教主」。こいつはゲーム開始時点で死んでいるキャラだったから、俺も詳しい情報を持ってないヤバい奴だ。一体どんな恐ろしい手で攻めてくるのかーーと思ったら、その手段はまさかのハニートラップ!?  お、俺にそんな手が通じるはず、ない……よね? (こうかは ばつぐんだ!)  さらには王都で貴族の連続襲撃事件が発生! その犯人はこのゲーム本来の主人公とされる人物でーー!?

多奈川線多奈川線

著者

中村勲

出版社

風詠社

発売日

2024年12月17日 発売

改札口を通り、長い階段を上がる。階段の外に緩やかなスロープがあるのを知っている人は少ないだろう。そこにはかつてレモンの木が植えられていたが、今はもうない。上まで続いているので、以前、資材などを搬送するのに使用されたのかもしれない。階段の途中から、瓦屋根が見え、視界が少しずつ広がる。深日の町並みが一望でき、その向こうに大阪湾が見えると、プラットホームだ。今日の淡路島はうっすら霞がかかり、いつもより遠くにあるように見える。海は濃い藍色だ。南海電鉄で海と淡路島がはっきり見える駅はここだけであろう。プラットホームを歩いてベンチに座る。目の前に見える宝樹寺のソメイヨシノは五分咲き。線路をはさんだ向かいには、雑草が茂るプラットホームがある。(中略)電車は春の陽を浴びた緑のトンネルをくぐり抜ける。樹々の葉っぱがきらきら光り、右に流れて行く。その向こうに見える山々には山桜の薄いピンクが灯っている。(本文より)全長2.6キロ、緑あふれるのどかな風景のなか、2両の電車が4駅をつなぐ多奈川線。その沿線にある中学校を舞台に、大人になりかけた少年少女とそれを見守る教師たちによって繰り広げられるさまざまなドラマ。 多奈川線/深日町駅/謎のトンネル/ガイア塾/薫風/偶然と出会い/深日港駅とフォンターナ/夢の中でも人は成長する/プレゼン大会への挑戦/祭り/窓に映るきみ/和歌山のU塾/制御できないパワー/岬まちづくりコンテスト/軍需工場で始まった授業/衝撃/独演会/負の体験/バケツリレー/月明かりの教室/勇敢な犬/お燈まつり/古代豪族紀氏の末裔/斑鳩と平群/五世紀の市/大クスノキの樹上で/淡輪から木ノ本へ/金の勾玉/特別な一日/多奈川駅

怪盗ギャンビット2 愛と友情のバトルロイヤル怪盗ギャンビット2 愛と友情のバトルロイヤル

伝説の怪盗一家のひとり娘ロザリンは、誘拐された母親の身代金を稼ぐため〈怪盗ギャンビット〉への参加を決意する。それは、世界中の若き泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ただし勝者はどんな願いもかなえられるという。ライバルとの壮絶な戦い、信頼と裏切り、許されぬ恋……悩み傷つきながらも、ロザリンは怪盗として大きな成長を遂げ、ついに勝利に手をかけたーーはずが、それは初恋の相手デヴローとその母が仕掛けた壮大な罠だったと判明する。 一転して命を狙われる立場となったロザリンは、ふたたび〈怪盗ギャンビット〉の舞台で一発大逆転を狙うことに! カーニバルの仮面舞踏会、南極の氷海、世界中の富豪が集まるカジノを舞台に、プライスレスな秘宝を奪い合う緊迫のシーソーゲーム、大どんでん返し……そして、衝撃のラストへ! ★原題 Heist Royale :Thieves’Gambit #2 第1章 リオデジャネイロの夜 / 第2章 十八歳のバースデープレゼント / 第3章 誘拐される / 第4章 謎の男バロン / 第5章 新たな取引 / 第6章 ニューオーリンズ / 第7章 マルディグラ舞踏会 / 第8章 ダイアン・アバラ / 第9章 「女王」のティアラ / 第10章 ふたたび戦いへ / 第11章 〈生きのびられたらやりたいこと〉リスト / 第12章 第一ステージ:南極・核エネルギー研究所 / 第13章 最後の一線 / 第14章 暗闇からの視線 / 第15章 残忍な追手 / 第16章 氷の海 / 第17章 つぎの地獄へ / 第18章 二十年の確執  / 第19章 東京で昼の十二時に / 第20章 タイヨウの戦略 / 第21章 第二ステージ:モナコ公国 モンテカルロ / 第22章 カジノ〈ハーツ・ケイ〉 / 第23章 偽造チップ / 第24章 キア・ハート / 第25章 カードゲーム〈ハーツ・ブラフ〉 / 第26章 迫真のドラマ / 第27章 本気の勝負をしよう / 第28章 ほんとうに手に入れたかったもの / 第29章 ゲームに勝って勝負に負ける / 第30章 冷酷無慈悲な天才怪盗 / 第31章 デヴローの決意      第32章 勝利か、死か / 第33章 友だちと過ごす時間 / 第34章 第三ステージ:南アフリカ ケープタウン郊外 / 第35章 コミューンのフィルム保管室 / 第36章 絶体絶命! / 第37章 勝者の願い / 第38章 ビーチでの休暇

ピクニック部ピクニック部

出版社

小学館

発売日

2024年12月18日 発売

「下妻物語」から20年。気高き青春小説集 義足が可憐な乃梨子先輩を追いかけワンダーフォーゲル部に入った、筋金入りの可愛いもの好き男子・源治善悟郎は、乃梨子の親友で目つきの悪い里美先輩とすっかり意気投合。二人はクーデターを起こし「ピクニック部」を創部するが……。 礼節をもって、可愛く、爽やかに。卒業してもピクニック部の信念は色褪せない。 書き下ろし標題作他、『文学2024』(日本文藝家協会編)選出作品、フリマアプリを通じた友情を描く「ブサとジェジェ」、還暦でロリータに目覚める「こんにちはアルルカン」の全3編を収録。 押し通せ、自分自身を!この爽やかさが微塵もない世界で! 「下妻物語」から20年、気高き青春小説集。 【編集担当からのおすすめ情報】 「Jane Marple forever! この世界は、煌めきに満ちていたよ。」(「ブサとジェジェ」) 「可愛いって涙が出るものだったんだね。可愛いって胸が苦しくなるんだね。」(「こんにちはアルルカン」) 「可愛いを一杯、抱えておかないと、息苦しくて、こんな暴力的な世界に自分の居場所を見付けられないもの」(「ピクニック部」) 嶽本野ばらさんの小説が、約5年ぶりに刊行されます。 自分らしく着飾ることは、自分の人生を生きること……この世界を生き抜くための勇気や道標になってくれる言葉がぎゅうぎゅうに詰まった、バスケットのような一冊が完成しました。 20周年を迎え各地で盛り上がりを見せた「下妻物語」、映画化した「ハピネス」、「ユリイカ」での特集、畢生のエッセイ集『ロリータ・ファッション』の刊行と、まさに「野ばらちゃんイヤー」となった今年を締めくくるにふさわしい待望の青春小説集、ぜひご堪能ください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP