小説むすび | 2025年4月発売

2025年4月発売

八月のタイムマシン八月のタイムマシン

発売日

2025年4月3日 発売

いま話題の「全員が容疑者となり、自らの秘密を隠しつつ、手に入れた情報から犯人を見つけ出す」推理ゲーム、“マーダーミステリー”。  グループSNE/cosaicがKADOKAWAとタッグを組んだ「Mystery & Adventure Box」シリーズとして2023年1月に発売された『八月のタイムマシン』を小説化! 『ご町内のみなさま、おはようございます。本日は夏祭りの開催日ですーー』  町内放送が響く中、幼なじみである6人の男女が商店街にある喫茶店で数年ぶりに顔を合わせた。リーダー格の柏木琉青が言う。「今夜、直墨が殺される」  彼は同じく幼なじみである新堂直墨の死を目の当たりにし、彼の屋敷の地下にあるタイムリープ装置を起動し、12時間前である「今」へ戻ってきたという……  舞台は携帯電話やインターネットが普及する前の地方都市。同じ過去を共有する若者たちが、「これから起きる幼なじみの死」を防ぐため、タイムリープをくり返すことで事件の真相に迫る!  SFになじみのない方でも問題なく楽しめる青春ミステリー作品。ちょっとノスタルジックな世界観、輝いていた過去への郷愁などを、ぜひお楽しみください。

親愛なる旦那様、妻の役目は世継ぎを設けるだけと聞いておりましたが〜虐げられ才女の幸せな結婚〜【愛され大逆転シリーズ】親愛なる旦那様、妻の役目は世継ぎを設けるだけと聞いておりましたが〜虐げられ才女の幸せな結婚〜【愛され大逆転シリーズ】

著者

十帖

発売日

2025年4月3日 発売

「お姉様、結婚を許して? 私たち愛しあっているの」--ある日いきなり妹に婚約者を寝取られ、婚約破棄を告げられた令嬢・クロエ。世のためと婚約者に魔法薬師としての手柄を差し出してきたが、彼らに裏切られ、多忙で家に寄り付かない冷血な公爵・グレンに嫁がされることに。「ひとりで平気。放置? 大歓迎よ」--逆にあんな男と結婚しなくて良かったと顔を上げたクロエは、最低限妻の役目を果たしながら、自由に生きることを決意する。今回は「世継ぎを設けるため」だけの愛のない結婚。2人は結婚式もないまま、初夜を迎えるが、グレンは思いもよらぬ行動にでてーー。 「貴女が笑っていると、俺も嬉しい」 新天地で自分の居場所を手にし、魔法薬師としても人々に支持されていくクロエ。一方、クロエを失った元婚約者たちは困り果てていて…。白い結婚から始まる、愛され逆転ファンタジー開幕!

記念日記念日

出版社

集英社

発売日

2025年4月4日 発売

ままならず、愛おしい、たったひとつのこの体。 「早く年を取りたい」と願う23歳のミナイ。 ガタがきはじめた肉体に翻弄される42歳のソメヤ。 キャリーを押して歩く76歳の乙部さん。 ひょんなことからルームシェアをすることになった、ソメヤとミナイ。 噛み合わぬ日々を送る中、突然、ミナイから不思議な提案がなされる。 ーー「明日から、おばあさんになってみませんか?」 やがて本物の「お年寄り」である乙部さんも加わり、 年齢も性格も職業もばらばら、本来交わるはずのない女性三人の人生が絡まりもつれ、転がり始め……。 他者との交わりが、人生にささやかな灯をともす。 代わり映えしない日常を寿ぐ、小さなハレの日の物語。 【著者略歴】 青山七恵 (あおやま・ななえ) 1983年、埼玉県生まれ。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2005年「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。2007年「ひとり日和」で芥川賞受賞。2009年「かけら」で川端康成文学賞を受賞。著書に『お別れの音』『わたしの彼氏』『すみれ』『めぐり糸』『風』『ハッチとマーロウ』『私の家』『みがわり』『はぐれんぼう』『前の家族』などがある。

長くなった夜を、長くなった夜を、

出版社

集英社

発売日

2025年4月4日 発売

コールセンターで派遣社員として働く関本環。両親はともに高校教師で、環は幼いころから厳格な父親の教えに従い生きてきて、38歳になった現在も夜9時の門限を守っている。 そんな環とは対照的に、両親に反発し自由奔放な妹の由梨は、離婚した夫との間に公彦という男児がおり、実家に戻ってパートとバイトを掛け持ちしながら暮らしている。環はそんな妹に代わり、公彦の世話をしているうち、居なくてはならないかけがえのない存在になっていた。 そんな時、由梨は両親と決別し、実家を出てマンションで暮らし始める。公彦の様子が気になり、両親が寝静まった後、毎夜のように妹のマンションを見に行く環だったが、由梨が公彦を置いて男と出かけ行くのを目撃してしまう。心配の果てに、環は以前父が放った「ある言葉」に突き動かされ、突発的な行動に出てしまいーー。家族というコミュニティーが抱える闇を露わにした問題作。 【著者略歴】 中西智佐乃 (なかにし・ちさの) 1985年、大阪府生まれ、大阪府在住。同志社大学文学部卒業。2019年、「尾を喰う蛇」で第51回新潮新人賞を受賞。著書に『狭間の者たちへ』がある。

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