著者 : あさぎ屋
高校三年生になった晃は、葵と再び一緒に暮らすという約束のために、受験勉強に励んでいた。共に都内の大学へ進学するために忙しい日々を過ごす中、葵の誕生日を祝おうと泊まりの温泉旅行を企画する。自然豊かな秘境の宿で、日頃の疲れを忘れてリフレッシュしつつ、甘い時間を過ごしていく晃たち。二人きりのお泊りとなると、当然とある期待も膨らむのだが…。季節は移ろいながら、互いの夢に向けて歩みを進めていく。同居生活を通じて互いへの想いを育み、時に離れながらも再び繋がってきた晃と葵。やがて道は一つに重なりー。出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、感動のフィナーレ!
晃の転校から四ヶ月。夏休みに再会した晃と葵は、葵の祖母の気遣いにより久しぶりに二人きりの同居生活を送ることになる。手料理を振る舞ったり、お祭りの手伝いに参加したり、積極的な葵の姿を見て会えない期間が互いに良い成長をもたらしたことを喜ぶ晃。空白の時間を埋めるように仲睦まじく過ごしていたある日、泉と瑛士、日和も加えた五人で海沿いのグランピング施設に遊びに行くことに。海にバーベキューに花火。みんなで夏を満喫する中、晃は一人とある決意を固めていく。そして迎えた夏祭りの夜、葵に告げる言葉とはー。出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、再会と約束の第五弾!
転校まで三ヶ月とタイムリミットが迫ったある日、晃は葵たちと一足早い『卒業旅行』に行くことに。学園祭以来、葵への想いを『恋』だと自覚していた晃は旅行中に葵との仲を進展させようと期待する。山奥の温泉地で旅館に泊まり、温泉や雪まつり、クリスマスパーティーを楽しむいつものメンバー。だが、ふとした瞬間に情緒不安定な様子を見せる葵を見て、晃は一抹の不安を覚えずにはいられない。「思い出だけじゃ足りないの…」笑顔の裏で複雑な感情が渦巻く中、やがて訪れる別れを前に二人が出した答えとは?出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、想いが交わる第四弾!
二学期に入り、学校では学園祭の準備が始まった。晃のクラスは泉の根回しで「和風金髪ギャル喫茶」という不思議な出し物に決定してしまう。さらに転校までの思い出作りと称し、晃は葵と一緒に学園祭実行委員をやることになった。接客の勉強やメニューの選定など準備に慌ただしく追われる中、葵の前に現れたのは、かつて行方をくらませた母親だった。また一緒に暮らそうと告げる母親に、葵はもう一度向き合うことを決めるのだが、事態は思わぬ展開を見せていくー。そして迎えた学園祭。晃は自らの想いに向き合い一つの答えを出すのだがー出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、急転直下の第三弾!
ぼっちギャルを拾ってから二ヶ月。夏休み期間に入った晃たちは、葵の居住問題を解決すべく、瑛士の家が所有する別荘を拠点に祖母の家を捜索しようと計画するがー「こうして会うのは九年ぶりか…」そんな折、葵の前に長年会っていなかった父親が現れる。これからは自分が面倒を見るという父親の申し出に戸惑う葵に対し、父親は夏休みの間に答えを出してほしいと告げる。祖母の家の捜索も同時に進めつつ、二人は今後の選択を迫られていく。やがてタイムリミットが迫る中、晃は自身が目を背けてきた想いと向き合うことになりー出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、第二弾!
クラスのぼっちギャルを拾った。一人暮らし中の高校生・明護晃はある雨の日、近所の公園でずぶ濡れになっている金髪ギャルのクラスメイト、五月女葵を見かける。「…私、帰る家がないの」どう見てもワケアリの葵を放っておけず、自宅に連れ帰るのだがー「お風呂、ありがとう」「お、おう…」葵の抱える複雑な事情を聞いた晃は人助けだと思い、転校までの間、そのまま一緒に生活をすることに。はじめて尽くしの同居生活に戸惑いながらも、二人はゆっくりと心の距離を近づけていきーこれは、出会いと別れを繰り返す二人の恋物語。