著者 : ついへいじりう
奇械仕掛けのブラッドハウンド 3奇械仕掛けのブラッドハウンド 3
数か月前に突如現れた“金指”の使い手。彼女は再び音耶と宗佑の前に現れる。「自分」という存在に疑念を抱く音耶。自分に「過去」が存在していないことに気が付く宗祐。そんな二人をあざ笑うかのように、“金指”は音耶の体を強奪していく。宗佑は音耶を取り戻すため、単身“金指”の行方調査に向かった…その先で見つけた地下実験施設。そこで宗佑は、己の出自、“指”とは何か、そして全ての真実を知る。-それは滑稽な人形劇。金の令嬢は体を求め、紅き執行者は心を求めた。紡がれるは“指”が織りなす終末への狂想曲。
奇械仕掛けのブラッドハウンド2奇械仕掛けのブラッドハウンド2
“潰殺鬼”事件から数週間が経つ。その間、神楽ヰ音耶は事件で負った傷を癒やす為に入院。芥宗佑は新たなる事件を追っていた。死体が「失踪」するという不可解な事件。宗佑は、その事件の裏に「指」の存在を確信する。一方、音耶は同じ病院に入院している不思議な少女・春科瑠花に出会い、生ける屍の姿を目の当たりにしていた…。失踪した死体たちと瑠花の関わりは?新たな指の遣い手が、宗佑達の前に立ちはだかる。かくして黄ばんだ記憶の蓋は開き、紅き執行者の新たな能力が花開く。それは「指」が奏でる絶望への鎮魂歌。
奇械仕掛けのブラッドハウンド奇械仕掛けのブラッドハウンド
その「指」は願望を具現化する。そして数奇なる運命の車輪は回り始めた…。街を襲う潰殺事件。街の片隅で探偵稼業を営む芥宗佑は潰殺魔に家族を殺された後輩・栂貴織をかくまうことになった。貴織に依頼された人捜しを進めるなか、宗佑は蠢く「指」の因縁に絡め取られていく。息の合わない相棒・神楽ヰ音耶との調査が難航しつつも、宗佑は事件の真相に辿り着くが…。かくして、銀の鉄槌は下り、紅き執行者が断罪を司る。繰り広げられるは「指」に魅入られた愚者達の輪舞曲ー。第8回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作!!
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