著者 : ゆーFOU
三雨の事件に決着をつけ、正式に衣緒花と付き合うようになった有葉。穏やかな日常を過ごす中、行方不明だった姉・夜見子が眼帯姿で帰ってくる。そんなある日、夜見子がロズィに悪魔が憑いていることを看破する。「見ての通りよ。その子、悪魔に憑かれてる」強引にロズィの悪魔を祓おうとする夜見子に反発し、有葉はみたびエクソシストとして悪魔祓いに乗り出す。病を振りまく“犬”の悪魔に憑かれたロズィの心に向き合うことに。一方で、有葉と離れて過ごす衣緒花の心にも変化が起こっていく。すべてが絡み合い“アオハル”は予想外の結末へー!
これはボクが、“本当の気持ち”を伝えるまでの物語ー。衣緒花の悪魔を祓い、平穏な日常を取り戻したはずの有葉だったが、佐伊先生からエクソシストとして、引き続き衣緒花と活動を続けるよう依頼される。そんな折、有葉は突然学校に来なくなった三雨から相談を持ちかけられる。おそるおそる取った三雨の帽子から飛び出したのはー長いウサギの耳だった!?取り憑いた悪魔をどうにかすべく三雨と行動をともにするうち、有葉は彼女の胸に秘めた想いを知ることになる。一方、多忙で体調を崩してしまった衣緒花との間には、微妙な距離が生じてしまう。絶対に叶わない願いを抱くとき、果たして悪魔は祓えるのか?それぞれに絡み合う“アオハル”の結末はー?
その夜、僕の青春は“炎”とともに産声をあげたー。スマホを忘れて夜の学校に忍び込んだ在原有葉は、屋上を照らす奇妙な光に気づく。そこで出会ったのは、闇夜の中で燃え上がる美少女ー伊藤衣緒花だった。「もし言うことを聞かないのならーあなたの人生、ぶっ壊します」そんな言葉で脅され、衣緒花に付き合う羽目になった有葉。やがて彼は、一見完璧に見えた彼女が抱える想いを知ることになる。モデルとしての重圧、ライバルとの対立、ストーカーの影、そして隠された孤独と“願い”。「…僕は衣緒花のことを、もっと信じるべきだった」夢も願いも青春も、綺麗事では済まされない。“悪魔”に憑かれた青春の行き着く先は、果たして。