著者 : ジム・グリムズリ-
キリス=キリン(3)キリス=キリン(3)
三女神との誓約を破って魔術を行使し、女王アスリンの切り札・白の魔術師を撃破したジェセックス。制裁を覚悟し臨んだ三女神との会見で、自分こそが預言の魔術師イーロンであることを知る。一方、部下を殺され危機感を強めたドリューデンの指揮下、女王軍の攻撃は日に日に激しさを増していった。戦況が逼迫する折、なぜか女王は王位交代のため赤の王キリス=キリンを首都に招致した。疑問を抱えながらも、危険を押し、南に向かう決意をする王たちだったが-。
キリス=キリン(2)キリス=キリン(2)
「僕はこの世界の力だ」僕は囁いた。「許してください。三女神よ。でも、服従することで全てが滅びるという時に、どうして従えるものでしょう。許してください。母神イーよ。もしも、僕のすることが間違っているというならば。イーロンが来ないなら、僕が行きます」青の女王に対する北域の民の不満は日に日に高まり、森の王キリス=キリンは、ついに叛乱の狼煙をあげることに!一方、三女神の下で魔術を学ぶ少年ジェセックスは、誓約により魔術を行使することを禁じられ、戦渦が広がる中、無力な自分へのいらだちを抱えていた。残された希望は、王を救うと預言された魔術師イーロンの到来のみ。長い間封じられたアーセンの森を出軍する王に、女王は切り札である白の魔術師を投入し、攻撃を仕掛けてきた-。
キリス=キリン(1)キリス=キリン(1)
数奇な星の下に生をうけた少年ジェセックス。青の女王の圧政に苦しむエアインの民の希望、森の王キリス=キリン。運命に導かれ少年は王と出会った。神秘の森アーセンの奥深く闇に閉ざされた聖堂に、少年は光を灯し、王と神に仕える日々を送る。やがて湖畔で出会った女神たちから魔術を学び、自らの宿命に目覚めていく…。王のため、エアインの民のため、ジェセックスは青の女王に立ち向かう-。
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