著者 : ジワタネホ
龍の子、育てます。龍の子、育てます。
祖父が死んだー二億の遺産と、一人の少女を遺して。高校生の詩音は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音の面倒を見ることに。隠し子と噂される龍音は、遺言では“龍の子”とされていた。周囲に疎まれてきた詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は歩み寄っていく。だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し詩音は戸惑う。“龍の子”とは…真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞。
流麗島署オカルト班事件簿 闇は道連れ 世は裁け流麗島署オカルト班事件簿 闇は道連れ 世は裁け
刑事、時和龍之介は霊が見える。硬派な見た目に反し怖がりなので決して認めないが、それに気づいた元上司にその能力を買われ異動の辞令が下りる。配属先は流麗島特別オカルト捜査班。離島にある、科学捜査では解明できない事件専門の、公にはできない部署だ。時和は引っ越し早々心霊絡みの事件に巻き込まれ、助けになるだろうと文化人類学の准教授、樹神彗を紹介される。樹神の冷たく整った風貌と飄々とした人柄に時和は翻弄されながらも、その助言は的確で…強がり刑事と変わり者准教授の謎解き事件簿、開幕!
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