著者 : 増田メグミ
結婚から半年、今まで以上に仲睦まじいコルドン伯爵夫妻。そんな伯爵家に「怪人」と呼ばれる幽霊に命を狙われた二人の客人が現れる。しばらく屋敷に滞在することになった二人だが、それにより熱愛夫婦の間に思わぬ亀裂が…。なんと、客人の一人である美しい少女リゼットとジェイクが一夜を共に!?最愛の夫の不貞疑惑に、最強花嫁のとった行動は?家人も幽霊も巻き込んで、予測不能な夫婦喧嘩が勃発!二人の愛が試される!?-。
地球上の全生物の滅亡が目前に迫る中、由宇がついにその地に立つ。これは偶然か必然か。このシベリアに「遺産」の原点に関わるすべての者が揃ったのだった。峰島と真目家の確執を知る女性スヴェトラーナ・クレール・ボギンスカヤの失われた過去。セルゲイの後継者と目される狂える天才イワン・イヴァノフが握る秘密。彼らと由宇が交わるとき、封じられていた歴史の扉が開かれる!?生存が絶望視される岸田達の消息は?グラキエスから逃れるため、闘真達一行が繰り広げる決死の逃避行の行方は?怒濤の展開に目が離せない。シベリア編、いよいよ佳境。
ある日、マッケニア伯爵家から届いた夜会の招待状。何故かサアラは、大好きなジェイクと離れることを承知で出かけて行く。その理由とは…?一方、ある少女の幽霊を追ってマッケニア伯爵家に来たジェイクは、そこで驚くべき状況に遭遇して!?華やかな夜会に隠された秘密と、少女の幽霊を縛る未練とは?赤い糸ならぬ手錠で繋がれた夫婦の恋は、過激に進展中。
幼馴染みでいまや伯爵家の跡取り息子・エロールの協力と、自身の機転により「お嬢様」の地位を手に入れたシャーロット。だが貴族の夜会に出席しても、チヤホヤどころか「成金娘」と馬鹿にされる始末。頭にきた彼女が「こいつら絶対に後悔させてやる!」と息巻いていると、伯爵から「ロンドンへ行け」と邸宅を追われてしまいー!?まさかのメイドに逆戻り!?腹黒令嬢ラブコメ第2弾。
サアラは退屈だった。コルドン伯爵家へ嫁いで2か月、夫のジェイクに恋したサアラは、やや一方的な新婚生活を心から満喫していたー10日前までは。仕事で領地を離れたジェイクに、サアラの機嫌は日に日に悪くなり…ついに領地を飛び出して!?一方、首切り魔の幽霊を捕縛しに来たジェイクは、傍にいないサアラが何故か気にかかり?「どうやら私はきみが好きらしい」暴走する花嫁と恋を自覚した夫の、予測不能な夫婦関係の行方は!?
“本性”を隠して伯爵家のメイドとして働くシャーロットは、元・大富豪のお嬢様!無一文の自分を笑った連中を見返すため、貴族に見初められる機会を密かに窺っていた。だがある日、「この屋敷の子息を利用してやる!!」と一人で鬱憤をぶちまけていると、当の本人・エロールに目撃されて大ピンチ!!と思ったら、彼はシャーロットを気に入ってしまいー!?腹黒(?)メイドのラブコメ開幕。
侯爵家の血を引く、天涯孤独の美少女サアラ。彼女は、身を寄せる遠縁の家の息子と婚約していたが、幽霊伯爵と呼ばれるコルドン伯爵の17人目の妻として嫁ぐことに!更に嫁ぎ先は、墓地に囲まれ夜な夜な幽霊が現れるという場所で!?妻に無関心な夫、何故かよそよそしい使用人達。けれど、サアラはのびのびと毎日を満喫し、逆に夫を翻弄して…!?美しく強かに、少女は恋と幸せをつかみ取る!小学館ライトノベル大賞ルルル賞&読者賞W受賞作デビュー。
最果ての地シベリアで未曾有の事態が発生する。地球上のあらゆる生命体を脅かす生物が独自の生態系を築き始めたのだ。それは最悪な形での遺産汚染だった。その頃、由宇は地下深くの牢獄に自ら閉じこもっていた。闘真との決別は彼女から希望の全てを奪ってしまったのだ。今の彼女には誰の声も届かなかった。己を知るため真目家に戻った闘真。そこに「ロシアにいるクレールの母に会え」との要請がくる。クレールのため、そして禍神の血の本質を知る者に会うため。闘真とクレールは恐るべき未来が待つとも知らず、ロシアへと旅立つのだった。二人の再会はいつ!?驚展開の新章突入。
歓楽街で生まれ育ったのに踊り子のルゥルゥには色気がない。おかげで踊り子団を次々と首になるが、踊りが大好きなルゥルゥは流しの踊り子として稼ぐことを決意する。ある夜、踊ろうと入った店から追い出され、なぜか殺されそうに!訳のわからないまま街中を逃げまどうルゥルゥは、大臣を名乗るかっこいい男アーシファに助けられ、事態は思わぬ展開へ…!?形見のサファイアの腕輪が導いた運命の恋が始まる。
やばいやばいやばい。くるくると宙を舞いながらエニーネは思っていた。次々に甦る過去の記憶。これってもしかして死んじゃうってこと!?近頃は「ぱぽぅ」と鳴く変なイキモノ=ディスパレイトも好きになってきたのに。やっと、トルクという大切な人もみつけたのに…。まさかシリーズ途中で主役交代!?死んじゃうなんてありえナーイ!-とエニーネが思ったかどうかはさだかでないが、彼女の薄幸パワーが「奇跡」を起こす!不思議なイキモノと天然ボケの探偵と薄幸勤労ムスメが贈る、ほのぼのファンタジー疾風怒涛の最終章。
ぱぽぅ!空中に浮かぶ不思議なイキモノが鳴いた瞬間、何もない空から大量の冷水がドバっとエニーネめがけて落ちてきた。仕事をクビになるわ、変なイキモノ=ディスパレイトのおかげでびしょ濡れになるわで、この日のエニーネはとことん不幸だった。だから、彼女がバーで出会った変な男に絡んでしまったとしても、それは無理からぬことだったのだ。変な男の名はトルク。「あなたの街の異生物使い」をモットーに探偵業を営む、ちょっと不思議なヤツだった。まさかこの出会いがエニーネの運命を変えることになるとは!?薄幸勤労少女のエニーネと不思議青年トルクの「ぱぽぅ」な物語。
16歳のライラは、伝説の首飾り「ラティマの薔薇」を飾っていた特別なルビーを探すため、真夜中、王宮の宝物庫に忍び込んだ。盗まれてバラバラになった30個のルビーをすべて集めると、ライラの大切な夢が叶うと信じているから。そんなライラの目の前に、突然、シャルディーン王子の涼しげな笑みが月明かりに浮かび…!?ドラマチックな運命の出会いから始まった、アラビアン・ラブファンタジー。
16歳のライラは、伝説の首飾り「ラティマの薔薇」を飾っていた特別なルビーを探すため、真夜中、王宮の宝物庫に忍び込んだ。盗まれてバラバラになった40個のルビーをすべて集めると、ライラの大切な夢が叶うと信じているから。そんなライラの目の前に、突然、シャルディーン王子の涼しげな笑みが月明かりに浮かび…!?ドラマチックな運命の出会いから始まった、アラビアン・ラブファンタジー。
「一緒に行こう」それは意志を持たなかった少年が、初めて自らの意志で行動した瞬間。自分に人間らしい心を与えてくれた少女・テレスのために軍を捨て、新たなる未来を掴もうとしたトルク。そんなトルクに、仲間のギルクリストは言う。「俺達は兵器なんだ!軍から離れて生きていける筈がねえだろうが!!」逃げるトルク達を仲間の銃弾が追う。傷つき、倒れるトルクを目の当たりにしたテレスは、ついに自らの中に眠る“異形たちの女王”を覚醒させるのだが…。-それはさらなる悲劇の始まりだった。「ディスパレイト!」本編では描かれない、トルクとテレスの意外な過去が明かされる完結編。
ディスパレイト。それは、この世に存在しないはずの異生物。存在するだけで、現実世界にありえない現象を引き起こすもの。異生物使い。それは、ディスパレイトの力を操ることができる、いわば魔法使い。軍に所属し、異生物使いとして頭角を現しはじめていたトルクは、一人の少女と出会った。少女の名はテレス。少女はまるでディスパレイトのように、粋漕の中で飼われていた。戦うことしか知らなかったトルクは、テレスと触れ合うことで、人間らしい感情を取り戻していく。だが、テレスには、まだ彼女自身も知らない大きな秘密が隠されていたのだった。そしてそれが、トルクとテレスを容赦なく悲劇へと追い込んで行く。榊一郎が描くピュアラブストーリー!つないだこの手は離さないー。