著者 : 山田正紀
ジャグラ-ジャグラ-
霊界の現世への侵出を防ぐため、緩衝地帯に現れた我らがヒーロー。“だれなんだ?アホなのか?変人かい?”彼の名は、人呼んで、ジャグラー。近未来、コンピュータ・チップの処理速度は量子効果障害によって技術的な限界を迎えていた。だが量子効果が霊的現象であることが解明され、テクノロジーがついにユークリッド的非存在“霊”を演算により証明してしまう。来るべき、約束の地であるはずの霊界はアメリカン・コミックそのままの、俗悪なる原色の世界だった!バッド・ポップなSFアクションの傑作、初文庫化。
機神兵団(1)機神兵団(1)
昭和12年、上海。海軍陸戦隊の砲撃をものともせず、赤い光を明滅させながら機械のように進む銀白色の敵兵。それは中国軍でも欧米軍でもなかった。このとき初めて、人類は敵エイリアンと遭遇したのだ。真相を隠し極秘に対抗兵器を開発する列強。我が参謀本部も三体の“機神”を製造し、アマ相撲の横綱榊大作、パリに遊ぶ天才飛行士真澄公彦、美貌の名射手白蘭花の3名にこれを託す。機神兵団対エイリアン、今ここに未踏の戦史が刻まれる。
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