著者 : 山賀塩太郎
パジャマのきみと、教室で青春をパジャマのきみと、教室で青春を
ー私たち、運命なんだよ。そう言っておれに笑いかけてきた彼女は、パジャマが合わさったへんてこな制服を着ていた。学校では制服を着る。そんな“普通”が許されない、学校から消失した少女たちが集まるのが、高校ゼロ年生の教室だ。なぜか彼女達を認識できる特異体質のおれは、頼る相手がおれしかいない病院帰りの美少女お嬢様なゼロ年生・琴守楓花に、学校から消えるという不思議現象の解決に協力することでお近づきになる。しかもその教室には、ほかにも悩みを抱えている不思議な制服の美少女たちが集まっていてー夏の京都、世界から消失したヒロインたちと幸せに向かう青春物語。
完璧な佐古さんは僕みたいになりたい(1)完璧な佐古さんは僕みたいになりたい(1)
佐古町香は完璧だ。トップの学力に、誰もが振り向く可愛い顔。部活でも期待されていて家庭的だから、全校男子憧れの的。「あなたが…好き」えっ、そんな佐古さんが、僕に告白!?でも、モブ男子の僕が、彼女の隣にいるべきじゃない!なのに、「この髪、不細工だよね?」「私のふともも、ずっと見てたもんね」綺麗な長い髪を切ったり、スカートを短くしたり、“完璧な佐古さん”らしからぬ姿で僕に迫ってきてー「私が完璧じゃなくなればー振り向いてくれるよね」でもそれは『平凡な僕と釣り合う恋人』を目指すアプローチで!?完璧なのに残念可愛い佐古さんとのラブコメ、開幕っ!第34回ファンタジア大賞銀賞受賞。
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