著者 : 川又千秋
ラバウル烈風空戦録(5)ラバウル烈風空戦録(5)
物量をもって押し寄せる敵に対し、過酷な消耗戦を強いられる南東方面。「一刻も早い援軍を」と、主人公風間三飛曹らの双戦隊は、四千キロ彼方のラバウルをめざす。単座戦闘機による前代末聞の長距離洋上飛行だ。途中サイパンで、思いがけずも聯合艦隊旗艦〈大和〉の威容に接し、46サンチ主砲の斉射に畏怖すら感ずる風間。だがそれは、無事に最前線まで進出した彼を待ち受ける、想像を絶した殲滅戦のささやかな序曲にすぎなかった。
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物量をもって押し寄せる敵に対し、過酷な消耗戦を強いられる南東方面。「一刻も早い援軍を」と、主人公風間三飛曹らの双戦隊は、四千キロ彼方のラバウルをめざす。単座戦闘機による前代末聞の長距離洋上飛行だ。途中サイパンで、思いがけずも聯合艦隊旗艦〈大和〉の威容に接し、46サンチ主砲の斉射に畏怖すら感ずる風間。だがそれは、無事に最前線まで進出した彼を待ち受ける、想像を絶した殲滅戦のささやかな序曲にすぎなかった。