著者 : 巴里の黒猫
精霊がいる異世界に転移してしまったお茶屋さんのリン。彼女の開発した品々が春の大市で販売され、各領から大きな反響が巻き起こっていた。そんな品々に目を付けた大商会の副会長や、『スパイスの国』の長とかかわりを持つことになったリンは、新たに手に入れた香辛料を用いて彼らに料理を振る舞い、レシピを広めるなど、社交面でも活躍するのだった。しかし、そのせいで様々な利益をもたらすリンを探る者や、悪意をもって近づく者も出てきてしまう。リンを保護している賢者ライアンは、そういった危険を退けるため、リンに対して公式に精霊術師として登録することを勧める。そんなライアンの勧めに、違う世界から来た自分が賢者見習いとしての責任を担えるのか、リンは自身の身の振り方について、考えを巡らせ始めてー。精霊に愛された賢者見習いの異世界暮らし、夏を目前に、リンが下す決断とは!?
精霊のいる異世界に転移してしまったお茶屋さんのリン。賢者と呼ばれる精霊術師ライアンの保護のもとで暮らすこととなった彼女は、四大精霊の加護と現代知識を活かして数々のアイテムを生み出していく。自然と、彼女は『賢者見習い』として認知されるようになるのだった。春が近づくある日、リンの住まう工房に訪問者がやってくる。それは大賢者と呼ばれるライアンの師匠だった。しかし、リンを甘やかす精霊の過保護っぷりには、さすがの大賢者も驚きを隠すことができずー?そして国をあげての商談会である『春の大市』を控え、リンが生み出した品の量産・販売を間に合わせようと、周囲は大慌て。そんな中、寒さ厳しい自領でも採取できる甘味料の存在が、隣領を巻き込んでの革命を起こしていき!?精霊に愛された賢者見習いの異世界暮らし、春の大市スタートです!
ある日異世界へ転移してしまったお茶屋さんのリン。四大精霊の加護を受けた彼女は、精霊術師ライアンの保護のもと暮らすことになる。そんなリンは精霊の力と現代知識を活かし、様々なアイデアで周囲を驚かせー!?精霊に愛された賢者見習いの心豊かな異世界暮らし、始まります。