著者 : 月森花子
ぼくの女の子ぼくの女の子
幼なじみの史織って女の子がいるのに、胸のでかい隣のクラスのヤツに告白された。付き合うって、何なんだ。映画に行ったり、プレゼントをあげたりってことだとも思えない。もっとこう、心にビリビリくるような、いっしょにいるだけでわーっとくるもん…じゃないんだろうか。受験で、親の期待かかるし。部活は引退やし。15の夏は、なんてややこしいんや。
モノト-ンガ-ルズモノト-ンガ-ルズ
亨は背もまあ高いし、顔も悪くはない。そのうえ、頭が良くて、サッカー部のキャプテンとくれば、モテないわけがない。ユキは何でもはっきり言う。好きなものも、嫌いなものも容赦ない。典子は、かわいいけど、ほんとの友達じゃない。大事なことは話さない。お互いに。17歳の教室には、いろんな色があふれている。いつかあたしも、自分を思いどおりに染めることができるだろうか…。
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