著者 : 松浦
神様の薬草園 夏の花火と白うさぎ(2)神様の薬草園 夏の花火と白うさぎ(2)
祖父の遺した庭で薬草を作る、智花の静かな生活に大きな変化が訪れた。実は神獣だった初恋の人、白沢と、賑やかなかまいたち三兄弟との同居がはじまったのだ。そこに突然、ハクエと白沢の祖父が訪ねてくる。どうやら白沢は家族に無断で智花の家に居候をはじめたため、天界で家出人扱いされているらしい。けれど帰ろうとした白沢をハクエが止める。智花の作る薬草の効能がすごすぎて噂が立ち、それを求めて傷ついた神が暴れているらしく…。神様に愛された庭で織りなされる現代の御伽草子、待望の第2巻!
神様の薬草園 かまいたちの傷薬神様の薬草園 かまいたちの傷薬
唯一の身内だった祖父から智花が引き継いだのは、彼の愛した家と庭。その際の約束事が二つある。その一・庭の管理は、あやかしたちに手伝いをお願いする。そして、お礼をきちんとすること。その二・庭で採れた薬草は、白沢という男にしか販売しないこと。智花は祖父との約束を守りながら、薬草づくりとカフェのバイトを行き来する穏やかな時間を過ごしていた。そんなある日、かまいたちが「くしゅりを売ってくだしゃれ!」とやってきて…。神様に愛された庭で織りなされる、緑あふれる現代の御伽草子。
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