著者 : 桑島黎音
帝国が誇る“八神輝”の1人・バルトロメウスは、強大な“魔界の民”の一角を退けた。ギルドに赴き、エーファたち新人冒険者の成長を実感する一方でーさらなる魔界からの侵攻が予想される事態に、帝国は近隣諸国との同盟を画策する。エルフの里へはベアーテ皇女の派遣が決まり、バルとヴィルヘミーナがその護衛に任命されるが…。ベアーテの見聞を広める目的で、一行は庶民に扮し、道中の街をお忍び観光することに!?「ありがとうバルトロメウス。一生の宝物になりそうよ」鳥かごの皇女を思い遣る、ひとりの忠臣として。“戦神”が粋なエスコートと英断で導く、ベアーテ皇女外遊編!
最強の身体能力に加え、至高の超魔術まで手に入れた天上優夜。異世界と現実世界で、規格外な活躍を続ける彼が“大魔境”で出会ったのはー『聖』を冠する“神獣”のウサギだった!「お前を鍛えてやる。そのかわり…俺に『魔法』を教えろ」無敵の戦闘能力を誇るウサギに弟子入りし、同時に“神獣”の師匠となった優夜ーもはや、向かうところ敵なし!!現実世界では、王星学園の球技大会が開幕!ただ、優夜を狙うマスコミたちが密着取材に来て…。そんな中、優夜の本気の一撃がうっかり炸裂!もちろん、学園中が大騒ぎに!!圧倒的にチートすぎる少年は、2つの世界に革命を起こす!
手にした者に世界の終末を見せ、様々な能力を授ける装飾具『レヴェリー』。あらゆる異能力者たちが集まる“協会”では、生まれ続けるレヴェリー適合者の管理、そして排除を行っていた。両眼に義眼のレヴェリーを持つ少年・一ノ瀬唯兎は、チームを組む遠峰綺月、遥邑久狼と数々のレヴェリー遣いを排除し、任務に没頭していた。命と引き換えに能力を発動するレヴェリー遣いたちは、その全てが短命、もしくは身体的代償を捧げて生き長らえている。ある日、寿命も残りわずかとなった唯兎たちの前に、世界を破滅に導く危険を孕む『終末型』のレヴェリー適合者の少女が現れー。
リョウたちは学園を卒業し、長かった学生生活も遂に終わりを迎えることになった。学園で知り合った人たちとの別れを惜しみつつ、領地に戻ったり、騎士になったりと、それぞれが新たな道を歩みだしていった。リョウは白カラス商会の活動に本格的に力を入れていくのだが、ある日、盗賊団に荷物が奪われてしまったと報告が入る。聞けば近頃、生活用品を載せた荷馬車が多く被害に遭っているようで、盗賊団の退治に乗り出すことになった。アジトに辿り着いたリョウたちは、リーダー格の男一人を捕まえることで穏便に済まそうと交渉していると、血相を変えた男がアジトに戻ってきた。その男は間違って魔法使いが乗った馬車を襲ってしまったと言うのだがー。
帝国が誇る“八神輝”の1人・バルトロメウスに与えられた、つかの間の休息。ヴィルヘミーナの誘いでエルフの里を訪れたバルは、郷土料理に舌鼓を打ち、里の戦士“六の花輪”との模擬戦では圧勝、エルフの長とも親睦を深めていく。帝都では、ニエベと2人きりのプライベートを楽しむ一方…地上の支配を目論む『闇の手』組員・アリアが、神話級の“魔界の民”を召喚。帝国に襲い来るがー!?「罪は消えなくてもつぐなうことはできる。やり直すこともできる」真の英雄としてーただ、魔を打倒するだけではなく。バルは魔に穢された者にも手を差し伸べ、その威厳を示す!
異世界への扉を開き、チート級の能力を手に入れたことで、完全無欠な少年に生まれ変わった天上優夜。2つの世界を行き来する優夜の“無自覚チート”は勢いを増すばかりでー!?異世界の洞窟で『賢者の書』を発見した優夜は、伝説の賢者の超魔術を受け継ぐことに。最強の身体能力に加え、至高の魔術を手にした優夜の異世界での進化は止まることを知らず…。現実世界では、王星学園の校外学習がスタート!優夜の大活躍に、同級生の少女たちは次々と魅了されていくが…。すべてがチート級な優夜は、お構いなしに己の道を突き進む!レベルアップを続ける少年に、全人類が驚愕するー!!
帝国が誇る“八神輝”の1人・バルトロメウスは、ベテラン冒険者・バルとして今日も庶民ライフを満喫中。ある日、親交のあるベアーテ皇女から、2人の皇子の皇位争いとその陰で暗躍する辺境貴族の存在を知る。バルは正体を隠し、冒険者として潜入調査をすることになるのだがー「バルさんから、そこらの男との格の違いを感じるわね」その豊富な知識と熟練した判断力で、同行する冒険者たちからも信頼を集めていく。暗躍の狙いは傀儡の擁立か、帝国の転覆か。バルは“戦神”として、帝国への忠心とー己の正義に従うまで。親しき英雄はヴィルヘミーナを引き連れて、愚か者たちに裁きを下す!
結界の崩壊後、なかなかグエンナーシス領から戻ってこなかったカテリーナが王都に帰還し、リョウたちは再会を喜んだ。しかし、周囲には常に護衛がつきまとうようになり、どこか思いつめた様子のカテリーナ。グエンナーシス領には、先の災害の際に活躍し、英雄視されているアレクサンダーという男がいるのだという。アレクサンダーこそ、リョウが山賊時代に世話になっていた親分。魔法使い至上主義を嫌っていた親分が、この機会に国から離反しようとしているのではないかと推測し、リョウはカテリーナとグエンナーシス伯爵の動向を探るのだがー。
かつて辿った仲間との旅を夢に見たアキ。懐かしい記憶に感傷を覚えながら目を覚ますと、その枕元には“灰色の魔女”を名乗る少女が姿を現していた。ソニカたちを攫って消えた魔女を追ったアキはその終着点で世界の真実を知ることになる。人類とは、魔族とは、そして、過去にアキを送った灰色の魔女の真の狙いとはー。失敗した未来を覆す、元英雄によるバトルファンタジー第3巻!
冒険者パーティの荷物持ちにギルドの雑用…地道な仕事を進んでこなす“さえないおっさん”ことベテラン冒険者・バルは、帝都で気ままな庶民ライフを満喫している。「バルさん今日もお願いしますね!」「あぁ、僕でよければ」親しみやすく、ギルドの受付嬢や街の人々にも慕われるそのおっさん、実はー帝国が誇る“八神輝”の一角として、地上最強格の異能を振るうバルトロメウスその人。「それではバル様、参りましょう」バルだけには心を許すエルフ族の美女・ヴィルヘミーナを従えて、政界に戦場に無双するその姿はーまさに“戦神”。スローライフ冒険者⇔地上最強戦力、そんなおっさんの英雄譚!
結界の崩壊で王国全土が混乱に陥っていた。だが、ルビーフォルン領では、今まで行っていた領地政策やタゴサクが広めていたウ・ヨーリの教えが浸透していたことで、魔物の被害を最小限に抑えることができていた。ルビーフォルン領内の混乱が落ち着いてきたのを見計らって、アレクから託された『神殺しの剣』を持ってバッシュのもとに戻ることにしたリョウ。魔物の対策としてマッチが有効であると実感したリョウは、改めて白カラス商会を使って他領地にマッチを送り届ける手配を進める。白カラス商会の人員を増やし、道を整え、マッチ等の配給が他領地にも行きわたり王国を揺るがす魔物の災害が落ち着き始めた頃、王都からとある商人がやってくるー。
「で?避けられてるって、なにをやらかしたわけ?」「わかんねえ」奏示郎は悩んでいた。フィオレに避けられている気がすると。彼女の想いを知らぬ身で、自分の正体が理由かと頭を抱えていたー。そんな中、先の新宿異変の失敗を問われている相庭は、司令部直轄の遊撃部隊の組織化を加速させていた。そのメンバーには、フィオレや奏示郎が選ばれた他、純白の槍を携えているシスター姿の金髪の少女、夏弥・シャムロックの姿もあった。「奏示郎は現在を防で、未来は、わたしが防ぐから」英霊の武器で神話を超える、王道バトルアクション第2弾!
妖精に春を盗まれた街、ベン・ネヴィス。この常冬の街で灰色の生活を送っていた少年・ウィルは、ある日、雪の中にひとりでたたずむ少女・ビビと出会う。「フェアリーテイル…か」「妖精に盗まれたの。私の大切なもの。私、それを取り返したい!」一人前のフェアリーテイルになって、妖精から盗まれたものを取り返したいビビと、同じく大事なものを失っていたウィル。どこか似たところのある二人は惹かれあい、お互いの“失われたもの”を取り戻す旅に出ることを決めたー。これは、できそこないの少女と少年が綴る、妖精を巡る冒険譚。
アキの指導により、効率的にその実力を向上させていく救世科の面々。そこに突如現れた転入生リューリは、アキの知る未来にはいないはずの救世衆だった。しかし、彼女はアキを知っているらしく彼のことを『パパ』と呼んでくる。混乱するアキをよそに、早々にクラスに馴染むリューリ。しかしある日、教え子の一人・イフリアが突如昏睡状態に陥りー。失敗した未来を覆す、元英雄によるバトルファンタジー第2巻!!
終末より十二年、世界の半分は異世界に侵蝕されていたー。侵蝕現象“イクリプス”によって現れるドラゴン等の幻想種に対抗するため、魔術士連合、騎士団、錬金ギルドが表舞台に姿を現す。その魔術によって伝説を再現する武具、再現武装が、敵への対抗手段となっていた。大戦時の英雄である混成部隊に倣い、設立された戦術学院“高天原”。そこに現れた魔眼を持つ少年、桜河奏示郎。魔術士連合の切り札の少女、フィオレンツァと彼の出会いが、最も新しい伝説となるのかー。「…もう仕舞いだ、殺しにかからせてもらう」英霊の武器で神話を超える、王道バトルアクション!
魔界からの侵略を受けている世界。主人公・アキは仲間たちと共に魔族との決戦に挑むが、力及ばず敗北し、世界は滅んでしまった。魔女の協力を得て過去へ戻ったアキは、バッドエンドを迎えてしまった未来を変えるため、過去の自分たちの教師となり、より良い方向へと導くことを決意する。かつての仲間を救うため、再び世界を救うためのアキの戦いが今始まる!!「-かかって来やがれ三流。教師に勝てると思うなら!」
魔法使いグレンは、一〇〇年前、“聖女”リディアを助けた謎多き魔法使い“白銀の英雄”に憧れていた。だが髪の色が同じだけで、その実力は天地ほどの差があった。ある日、巨大な地震に襲われたグレンは、見知らぬ世界で気がつくと、同年代の少女が率いる一団に出逢う。解放軍のリーダーであるその少女の名はリディア。グレンは一〇〇年前に転生していたのだ。建国記に描かれていたリディアとの違いに驚きつつも行動を共にするグレン。さらに、いるはずの“白銀の英雄”は見当たらない。そしてリディアを懸命に補佐し旅するグレンの前へ、同じく転生してきた幼馴染みのジークが現れー伝説を旅する王道英雄譚、堂々開幕!
十和田静枝の中で遂に目覚めた“皇帝”ブロスペクトーその桁外れの能力に動揺しつつ、月代玲音は静枝の説得を試みる。だが、キャラバンを憎む皇帝にその言葉は届かず、更には将軍・周皓月と因縁を持つ異能者の参戦により、戦況は激しさを増していく。そして戦いの中、玲音の身に宿った“星詠みの加護”にも覚醒の時がー!人に異能をもたらす異形の神々、迷宮神群。人はその不可思議な力に魅せられ、時には忌避し、翻弄されていくー『輪環の魔導師』『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が贈る、現代神話ファンタジー第2巻!