著者 : 梱枝りこ
学園への帰還までの間、悠と深月の故郷に行くことになったブリュンヒルデ教室のメンバー。自らの秘密ー記憶の喪失のことを深月に告白した悠は、“緑”のユグドラシルの支配権を得たティアの力により、ついに記憶を取り戻した。だが、そんな悠たちを、目覚めた二つの厄災が襲う。それは再臨した最初の竜災たる“黒”ヴリトラと、もう一つ、ヒトとドラゴンの新たな世代を紡ぐ存在で…!?記憶のヴェールは取り払われ、よみがえる想いがあふれ出す。ふたりが初めて出逢った、あの場所でー。アンリミテッド学園バドルアクション第七弾!
強まる“緑”のユグドラシルによる悠への干渉。これ以上の侵食を防ぐため、悠たちは東京にあるアスガルの研究所に向かう。そしてレンの父親でもある宮沢所長は、本体を破壊するだけでは倒せないユグドラシルに対し、悠が継承したフレスベルグの能力ー“霊顕粒子”での攻撃を提案した。そのためには悠と高い上位元素生成能力を持つレンとの協力が必要になるが、ふたりの連携はなかなかうまくいかない。そこで、悠たちはみんなで遊園地に行くことになり…!?失われたコミュニケーション。たった一つの欲しかった答え。天才少女の心を開く鍵はー。アニメ化決定のアンリミテッド学園バトルアクション第六弾!
フレスベルグ戦から帰還した悠たちは、学園祭を開くことになった。盛り上がるクラスの中、リーザはどこか浮かない様子。どうやら両親に婚約者を決めさせられるのが憂鬱らしい。そして、悠はリーザの両親の前で恋人役を演じることになる。だがそこに、悠の記憶の鍵を握るドラゴン、“緑”のユグドラシル消滅の情報が入りー!?「…止めませんわ。止めたところで、あなたは行くのでしょう?」「ああーもちろんだ。よく分かったな」「当然です。本日限定とはいえ、わたくしはあなたの恋人ですから」きらめく刹那の祭りの中で、つなぎあった指先だけが、揺れる二つの心を結んでー。アンリミテッド学園バトルアクション第五弾!
“赤”のバジリスクがいよいよ動き出した。視線により海を塩化させて侵攻するバジリスクに対して、無人の火山島を遮蔽物とした遠距離攻撃で撃退をはかる深月たち竜伐隊のメンバー。だが、かつて深月が“紫”のクラーケンとともにその手で討った少女・篠宮都の存在をめぐり、深月とリーザの間にわずかな空隙が生じる。対立、協調ーそして温泉(!)。揺れ動く心を抱えながらも、彼女たちはミッドガルを護るために戦うが…!?「私が兄さんを守るんです!」「いいや、俺が守る」もう二度と届かないもの。今ここで育まれゆくもの。紅に染まった終末を越えて、それぞれの想いはどこへ向かうのかー。アンリミテッド学園バトルアクション第三弾!
“白”のリヴァイアサン撃退から約二週間。悠はうっかり妹の深月の裸を見てしまったりしつつ、クラスメイトたちとつかの間の日常を過ごしていた。そんな中、悠たちのもとに、新たなドラゴンー“赤”のバジリスクが動き出したという情報が入る。一方、時を同じくして、学園に二人の少女が転入してきた。そのうちの一人・ティアは、頭に二本の角を持ち、自らを人間ではなくドラゴンだと主張する。さらに彼女は悠の“お嫁さん”になると言い出して…!?「-わたしは、なあに?」「君はー可愛い、女の子、だよ」暗闇に居場所を探し続けた少女は、光に焦がれ、自らの存在の意味を見つけてゆくー。アンリミテッド学園バトルアクション第二弾!
「-実は五行家とは縁を切ってきたんです」オレはエルニの「神」としての過去を知り、母さんやルナたちも家を出て行った彼女を迎え入れてくれて、ようやく本当の家族になれたみたいだ。しかし、そんな矢先、またまたかおるんが家出をしてきた。最初はいつもの冗談かとも思い、バタバタとした日常をみんなで過ごしていたが、どうやら新しく五行家に来るメイドさんと自分の過去を重ね合わせて、真剣に悩んでいるらしい。そんな中オレは、ある人が後押ししてくれたこともあり、本当の気持ちに気づきはじめて…?番外編も収録の学園ハートフルラブコメ第十二弾!!
突如現れたドラゴンと総称される怪物たちにより、世界は一変したー。やがて人間の中に、ドラゴンの力を持った“D”と呼ばれる異能の少女たちが生まれる。存在を秘匿された唯一の男の“D”である少年・物部悠は、“D”の少女たちが集まる学園・ミッドガルに強制的に放り込まれ、学園生の少女イリスの裸を見てしまう。さらに生き別れの妹・深月と再会した悠は、この学園に入学することになり…!?「本当にどうしようもなくなったら、俺がイリスをー殺してやる」「信じて…いいの?」最強の暗殺者になるはずだった少年と、落ちこぼれの少女が繰り広げる、“たった一つの物語”が幕を開けるー!アンリミテッド学園バトルアクション!
わたしがお仕えするサタン様は類い希な美貌の持ち主だ。でも『魔王』としての本来の力を失った今の外見は十歳くらいにしか見えない。サタン様が一人での着替えが覚束ないのも、転んでパンツ丸見えで涙目になってしまうのも、お風呂で前側を洗わせてくれないのも、全て世界を統べる力を失っているからなのだ。そして、わたしとサタン様が通う晴嵐高校の『ぶんかさい』でメイド喫茶を催すことが決まった。クラスの雰囲気も浮かれ気味で、たくさんの悪意を集めるチャンスである。サタン様も復活の興奮を隠しきれず、ハシャいでいらっしゃるご様子だ。そんな時、わたしがオトすべき愛沢悟の身にとんでもないことがー。ちょっとHなうっかりラブコメ第二弾。
わたしがお仕えするサタン様は類い希な美貌の持ち主だ。でも本来の力を失った今の外見は十歳くらいにしか見えない。なので、お風呂やお着替えを手伝うのもわたしの大事な役目である。サタン様がお一人で上手く洗髪できないのも乱暴に服を脱ぎ散らかすのもすぐに涙目になってしまうのも、全て『魔王』としての力を失っているからなのだ。そして、世界を手中に収める力を貯めるべく街で小さな悪事をコツコツと働いていると、愛沢という妙に気になる少年と遭遇した。最近にしては珍しい男気のある愛沢のことを探るため、わたしとサタン様は双子として晴嵐高校に転入することにしたのだがー。第14回電撃小説大賞最終選考に残った唯一のラブコメ、鮮烈デビュー。