著者 : 森美樹
三日月のささやき三日月のささやき
「カタカナの名前も、くるくるの髪も嫌い」そう言い放つミカに、彼は真顔で言う。「三日月のミカちゃん」やわらかな月のあたたかさで、彼はミカをつつむ。悲しいほど、せつなく。ふたりが出会ったこと、それは偶然じゃなくて、きっと奇跡。10年間の片思いに傷ついて、止まっていた心の振り子が、静かに揺れはじめてる…。ティーンズハート大賞佳作受賞後第一作。
PREV1NEXT
「カタカナの名前も、くるくるの髪も嫌い」そう言い放つミカに、彼は真顔で言う。「三日月のミカちゃん」やわらかな月のあたたかさで、彼はミカをつつむ。悲しいほど、せつなく。ふたりが出会ったこと、それは偶然じゃなくて、きっと奇跡。10年間の片思いに傷ついて、止まっていた心の振り子が、静かに揺れはじめてる…。ティーンズハート大賞佳作受賞後第一作。