著者 : 灰染せんり
マーディスト -死刑囚・風見多鶴ー(下)(2)マーディスト -死刑囚・風見多鶴ー(下)(2)
『マーディスト』-殺人のマーダーと芸術家のアーティストをかけ合わせてそう呼ばれる、未だ謎多き死刑囚・風見多鶴。彼女と対話を繰り返す夕木音人は、数々の事件を経験し抱いた違和感から、多鶴の正体にひとつの仮説を立てていた。「風見多鶴は偽者で、本当は行方不明になった姉かもしれない」そんな胸に秘めた疑念を見透かすように、多鶴からの新たな提案がー「音人くんの思考は洗練されてきている。私たちのコミュニケーションは、新しいフェーズに入りましょう」『マーディスト』との対話は、次なるゲームへ。新たな事件を巻き込み加速していく物語の結末とはー。
マーディスト -死刑囚・風見多鶴ー(上)(1)マーディスト -死刑囚・風見多鶴ー(上)(1)
「準備はいいか?いまからきみは、史上最悪の死刑囚と話をすることになる」数年のうちに89人を殺害した死刑囚・風見多鶴。その犯行現場の美しさから彼女は、マーダーとアーティストをかけ合わせ『マーディスト』と呼ばれていた。彼女の逮捕後、信者の模倣犯たちによる事件が社会問題に。多鶴はある人物との面会を条件に彼らの情報を引き渡す交渉を行いー指名されたのは平凡な大学生・夕木音人。彼の運命はこの対面から国家をも巻き込むものへと変貌していく!「ようやく会えた。ねえ音人くん、私とゲームをしましょう」予測不能のクライムサイコサスペンスが今始まるー。
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