著者 : 爲我井徹
Kana(2)Kana(2)
妖の少女・哀は、祐二の「バケモノ」という言葉に傷つき、姿を消した。一方、瀕死の祐二は安倍晴明より伝わる神器〈ヒヒイロカネ〉によって命を救われるが、その身体は妖のものへと徐々に変わり始める。絶望の淵で、二人はそれぞれにある“出会い”を果たし、生きる道を見出すが…。妖と人間の狭間に生き、運命に翻弄される少年と少女。そのせつない物語にうたれる、真の終止符とは…!?人気コミックの原作ノベル、ついに完結。
Kana(1)Kana(1)
祐二が出会った袴姿の少女・哀は自らの正体を“妖”だと明かした。清楚で美しい彼女を前に、そのことをすんなりとは信じられなかった祐二だが、ある日の塾帰り、地下鉄で起きた事件をきっかけにそれが真実だということを思い知る。やがて「七つの頭」を名乗る混たちの陰謀に巻き込まれていった二人は、あまりに過酷な運命と直面することとなるが…。
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