著者 : 狼谷辰之
対なる者のさだめ対なる者のさだめ
シンだけが呼べる名によって、竜へと変化したラランジャ。シンを乗せた彼は、高く遠く飛翔した。帝国の支配の及ばぬ地域、はるかな街まで。そこで二人が出会ったのは、ラランジャの同属アルージュと、イア。イアはアルージュの「対」ではないと言うのだが、二人の強い絆にシンは動揺する。シンとラランジャの関係に新たな何かが生まれる…!!好評シリーズ第二弾、「対なるものの証」続篇登場。
対なる者の証対なる者の証
運命はその日、突然変わった。両親を亡くし、幸せとは言えないまでも平穏な暮らし。未来にあるのは不安だけだったが、シンは、それをあるがままに受け入れていた。だが、ラランジャという名の異様な男との出会い、そして、彼がシンの手首につけた噛み痕がすべてを変えた。彼を永遠に帝国から追われる者、「禍者」たるラランジャの対の存在へと。堂々たる異世界ファンタジー、ここに開幕。
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