著者 : 田中文雄
小説ゴジラvsキングギドラ小説ゴジラvsキングギドラ
“ゴジラを歴史から抹殺するのです!”-突如出現した未来人のもたらした事実は戦慄すべきものだった。植物怪獣ビオランテとの死闘から約三年、今は抗核バクテリアの効果で日本海沖に眠るゴジラは、やがて復活し、23世紀の日本はその放射能のために死の国と化していまうというのだ。時の首相・林田は悪夢のような未来の事実に愕然とするが、未来人の提案を受け入れ、秘密裡にゴジラ抹消計画を推進する。しかし、ゴジラが消滅すると同時に、宇宙超怪獣キングギドラが出現したのだ。世紀末大怪獣映画の完全小説版。もと東宝プロデューサーの著者による特別書き下ろしエッセイ=50枚を巻末に特別収録。
ハ-ドボイルド・バンパイアハ-ドボイルド・バンパイア
不帰伸介が目覚めた時、妻の麗子は隣のベッドで死んでいた。木の杭に胸を貫かれ、灰と化したのだ。犯人は自分たちを斃す方法を-自分たちの正体を確実に知っていたのだ。愛する者を失った不帰は“組織”には連絡せず、復讐に立った。そして、限られた一晩の闇に賭けた。新感覚のネオホラー・シリーズ第2弾。
緋の墓標緋の墓標
男は吸血鬼であった。だが男は、吸血鬼であるよりも“人間”に近い存在でありたいと願い、ガソリンスタンドの夜勤を終えると、少しずつ朝日を浴びるのを日課としていた。男の名は執行といった。だがある夜の強盗事件が、男の運命を変えてしまう-。吸血鬼たちの闇の町・星宮市に展開するネオホラーアクション。
PREV1NEXT