著者 : 秋
“勇者学院”との交流のため人間の都を訪れた魔王学院の生徒たち。しかしこの平和な時代にあってなお、人間たちの胸の内には魔族への敵意が燻っていた。互いの力を測るために学院対抗戦が行われるが、アノスたちに先駆け戦った魔王学院三回生は、勇者側の卑劣な罠の前に敗れ去る。その上さらに敗者の名誉を踏みにじる勇者たちに対し、暴虐の魔王とその配下たちが下す決断はー!?そして、二千年を経ても癒えぬ魔族と人間の禍根を目の当たりにしたアノスの前に、ついに偽りの魔王がその姿を現す。暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡ー怒濤の第三章“勇者学院編”!
魔族を統べる“七魔皇老”アイヴィスを偽りの魔王から解放し、ひとまずは平穏を取り戻したアノス。そんな折、魔王学院デルゾゲードに“錬魔の剣聖”と呼ばれる転校生が現れる。時を同じくして魔族最強の剣士を決する“魔剣大会”の開催が近づく中、なぜか“不適合者”のアノスが、件の転校生と共に選手として推薦されー?不適合者を貶めたい小物のくわだてか、偽りの魔王が仕掛けた陰謀か。いずれにせよ、魔王の採るべき道は一つのみ。迫り来る謀略を、あらゆる理不尽な粉砕せよ!暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡ー第二章“魔剣大会編”!!
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平槇に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「小説家になろう」発の話題作、待望の文庫化!!