著者 : 紫月由良
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます!三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます!
伯爵家同士の政略結婚によって、歳の離れた夫に稼いだエミリア。結婚してから三年も経つのに、成熟した女性が好みの夫は彼女は一切顧みず、待遇は悪くなるばかり。それでも家のために我慢していた彼女だが、ある日、偶然夫が愛人と密会している場面を見てしまう。さらに夫がエミリアを暴漢に襲わせた上、それを不貞として訴え、身一つで追い出そうと企んでいることを知る。これ以上一緒に暮らしていけないと決意したエミリアは、懇意にしている大司教と秘密裡に連絡を取る。大司教と相談したエミリアは、三年の間交渉がなかった「白い結婚」を理由に離縁しようと動き出したけれどー!?
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