著者 : 萩森じあ
いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。
19歳の成央の前に現れたのは、15歳の時に明澄俐乃のために作ったVRキャラ“響來”だった。響來の願いで再会する成央と俐乃。芸能人となった19歳の俐乃は輝きながらも、居場所を求め一人走り続けていた。その姿を見て、成央は15歳に置き去りにした感情を思い出す。保健室で見た「はじめて」。二人だけの甘い時間。そして、叶えられなかった約束。鮮明によみがえる憧れと葛藤の欠片たちが成央に突き刺さる。現実と理想に向き合う中、二人はやがて響來が現れた意味を知りーさまよえるキャラクターと葛藤が紡ぐ青春ファンタジー。第17回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。
PREV1NEXT