著者 : 里崎雅
男爵令嬢のルネ・クリーバリーは年頃なのに社交界にも顔を出さず、周囲からは変わり者扱いされていた。だが突然、名高い軍人レオン・ドレイクから求婚される。『戦場の獅子』と称賛される彼は侯爵でもあり、国中の女性がその逞しい腕に抱かれたいと焦がれる英雄。ルネも密かに憧れを抱いていた人だった。甘くやさしい愛撫に、レオンへの想いを募らせるルネ。だが、ある誤解のせいで、二人はなかなか距離を縮められず!?
「もっとしてほしいのなら…俺のことも慰めてもらおうか?」傾いた子爵家を助けるため街で仕事を探していたクレアが持ちかけられたのは、期間限定の花嫁役。異国から進出してきた貿易会社の経営者イザークが事業を成功させるまでの、契約上の仮初めの関係だ。だが漆黒の瞳と髪のエキゾチックなイザークに快楽の手ほどきを受け、際どい受撫を許すうちに、彼との未来を期待してしまい!?甘さ究極乙女系ノベル。
ラウスリア国の第三王女ステラは、父王から言い渡された政略結婚に抗い、身分を捨てて想い人である騎士団のカシムと駆け落ちする。二人きりの甘い旅路で想いを抑えきれないステラは、「抱いてほしい」とカシムにせがみ、初めての快楽に翻弄されて何もかも許してしまう。だが、長旅の末たどり着いたのは、縁談を持ち掛けてきたカタリー国の王宮。カシムの正体を知ったステラは!?
幼い頃に両親を失い、修道院で暮らす伯爵令嬢フルールを迎えに来たのは、後見人のアベル・ブランドン侯爵。両親亡きあとの数年間、深い愛情を注いでくれた「おじさま」と再会したフルールは、十九歳年上のアベルへの恋心を自覚する。だが子ども扱いされ、「迎えに来たのは社交界で結婚相手を見つけるためだ」と言われて傷ついたフルールは、自分からキスを強請ってしまい…!
病み上がりの体にコンビニ弁当なんてダメです!新米OL・萌のお隣に住んでいるイケメンな慎司が過労でダウン。私がご飯を作ってあげなきゃ!毎日手作り弁当を持っていく生活にウキウキしていると、ある晩「もう我慢できない」と唇を奪われて…。だらしない彼を心配しながら、夜はメロメロにされちゃう新生活がスタート。
「あなたは両国の幸せの架け橋となる人だ。僕が必ずお守りする」生まれた時から、かつて敵国だった隣国に嫁ぐよう定められたエレアーヌ姫は、幼い頃に一度会った婚約者ユリウスの言葉を信じ、想いを寄せていた。婚儀の日、再会したユリウスは凛々しく、彼女は一瞬で心奪われる。だが彼は冷たい視線を向けただけ。健気にユリウスを思い、彼の真意がわからぬまま抱かれてしまうエレアーヌだったが…!?
伯爵家のディアナは、少女の頃に幼馴染みのレオと結婚を誓う。しかし彼は別の女性を伴侶に。打ちのめされたディアナは引きこもり生活を送っていたが、兄に縁談話を進められ、半ば自暴自棄になって承諾する。婚約者として現れたのは、なぜかあのレオだった!久しぶりに会うレオは強引に唇を重ね、身体の相性を確かめてくる。そんな彼を不審に思いながらディアナは身をゆだねてしまう!
街外れで小さな薬局を営むエルゼは、効きのよい美容薬を作ると婦人たちに評判の美人薬師。ある晩、店を訪れた謎の騎士ライナルトから王家秘伝の薬を作るよう依頼される。それは媚薬効果もあるという禁断の薬。ライナルトの意味深な態度になぜか惹かれるエルゼは、作った試薬品を飲ませて彼の欲望を煽り、身体を許しそうになる。薬のせいだと知りながらも甘く激しい行為に翻弄されて!-。