著者 : 飴月
元アイドルのミルを“普通の女の子”にプロデュースすることになった蓮。そんななかミルは蓮への想いに気づきながらもはじめて抱く恋心に戸惑っていた。新たなミルらしさを見つけるため、蓮はミルとともに夏休みを過ごす。プール掃除や、小旅行に花火。ありきたりで、しかしかけがえのない思い出は一つずつ増えていき…。「ねえ、この先も君が、いっぱい私に教えてよ。-アイドルじゃない、これからの香澄ミルを」そっと変わりはじめた二人の関係。一方、同級生で親友の琴乃は、蓮の変化に揺れていてー!?
転入してきた元アイドル・香澄ミルは普通じゃない。「初めまして。あなたの瞳を独占中、みるふぃーですっ」「いつもありがとう!サインは制服でいいかな?」抜群のスタイルに、宝石みたいな瞳。何より日常生活とかけ離れたこの圧倒的なアザトさが“異様”だ。-と思ってたら。「あれ、いまのファンサで真っ赤にならない人、初めてかも」「ねえ君、私を“普通”の女の子にしてくれないかな」そして始まるプロデュース。週末の娯楽探しや、文化祭。香澄に普通の高校生活を教えるにつれ「そこそこ」だった俺の日常も変わっていき…これは俺と彼女の、青春と再出発の物語。
前世が限界オタクの調薬師リゼは、ある日、最推しキャラの公爵家子息メアが道で倒れているのを発見し、今世が乙女ゲームの世界だと気づいた!そして、全く幸せそうでない彼の看病をしながら決意する。「私がメア様を世界一幸せにする!!」と。なりゆきで推しとの同居生活が始まるが…。推しが尊すぎて心臓がもちません!しかも、モブの私がメア様の仮の婚約者に!?全力で推しを愛でその尊さに打ちのめされるうちに、彼に囲い込まれちゃう少女の推し活ラブコメディ!第7回アイリスNEOファンタジー大賞銀賞受賞作!!
陰キャでも陽キャでもない、カーストもそこそこの俺。けれどある日、屋上でばったり「神に愛された完璧な美少女」と名高い三峰彩葉が飛び降りようとしているところに遭遇する。「放っておいて。私、もう死ぬんだから」そんな彼女を止めて以来、二人で過ごす日々が始まった。空き教室でピザを食べたり、夜のプールで花火をしたり。「私、君といるのが楽しいのかも」「君のせいで死ねないじゃん」他人の視線に怯えつつも、そっと心を開いてくれた三峰。“完璧な自分”の仮面を取った彼女は、子どもっぽくも可愛くてー。これは悩める美少女を、平凡で幸せな青春へと導く物語。