著者 : 餅月望
俺の胃袋は彼女に握られている。俺の胃袋は彼女に握られている。
紅亥十切、17歳、高校二年生。種族ー吸血鬼。亜人の中でも最強を誇る吸血鬼の彼は、しかし血を飲むと腹を壊してしまうという残念な体質の持ち主だった。唯一まともに血を吸える大財閥のドS少女・翡翠に胃袋を握られ、言いなりになる毎日。ある日、翡翠の持つ『亜人紳士録』を目にした十切は、翡翠以外にまともに吸える血を求めて行動を起こす。十切が出会うのは、戦争に利用するために望まない婚姻を迫られる人狼少女、マスターに命を差し出すことを強制される人造人間、果ては吸血鬼の命を狙う教会のシスターと何故か厄介な相手ばかり!だが十切は自らの胃袋の平安だけを求めて少女たちを救いまくる!変態吸血鬼の無双英雄譚、開幕!
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